ところてんは、妊娠中や妊娠初期に食べてよいのでしょうか?
つわりで食欲がないとき、「ところてんなら食べられるかも?」と頭に浮かんだ方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも原料が何か知らないし、食べたらだめかも…と思った方のために、ところてんのあれこれまとめました!
ところてん、妊娠中や妊娠初期に食べたらだめ?
ところてんは正しい食べ方をすれば、妊娠中であっても安心して食べることが出来ます。
[speech_bubble type=”pink” subtype=”R1″ icon=”speech-bubble-woman.jpg” name=”ママ” ] 妊娠初期から後期まで食べて問題が無いという、妊娠中に非常に重宝する食材なんですよ。[/speech_bubble]
ところてんは本来、テングサという海藻を茹でるときに出る寒天質を冷やし固めたものです。
最近は、オゴノリという海藻から作られた寒天が多く出回っていますので、ところてんを選ぶ際には原材料の表示をチェックしてくださいね。
妊娠中にところてんを食べるメリットは
まず、ところてんは低カロリー。殆どが水分で、150gでわずか3キロカロリーなんですよ。体重管理が必要な妊婦さんも、気にせず食べることができます。
味付けもアイデア次第!!さっぱりとした味付けにすれば、食欲のないつわりの時でも比較的食べやすいでしょう。
さらに、ところてんには整腸作用もあります。便秘になりがちな妊婦さんにはうれしい食材ですね。
ところてんの栄養素は、ヨウ素(ヨード)以外ほとんどありません。これは生命を維持する上で必要不可欠なミネラル分の一種で、甲状腺ホルモンの主原料です。
また、ヨードは妊婦さんにとっては重要な栄養素。妊娠中にヨードが極端に摂れないと、お腹の赤ちゃんの知能発達不全など、先天的な障害の原因となる可能性があります。
ただし、ヨードの摂りすぎもお腹の赤ちゃんにとってよくありませんので注意が必要です。
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妊娠中にところてんを食べるときの注意
ところてんは、食べ過ぎには注意が必要です。
ところてんの栄養素、ヨードは過剰摂取することで、甲状腺炎や甲状腺がんを引き起こす可能性が高まります。お腹の赤ちゃんの甲状腺機能の低下につながり、妊娠中に甲状腺腫を生じさせてしまうケースも。
ヨードの必要量の目安は110μg(マイクログラム)、耐容上限量は2200μgですが、ところてんのヨード含有量は一人前(100g)で240μg。
1日に一人前を食べれば、必要量以上にヨードを摂ることになります。さらに、日本人は日常的に昆布やわかめといった海藻類や出汁を食すことが多いですが、これらもヨードの含有量が高い食材です。つまり、普通に食事をしているだけでもヨードの摂取量が多くなりがちなのです。
普通に食事ができている場合、ヨードは不足よりも過剰摂取に注意が必要。
ところてんは、くれぐれも食べ過ぎないようにしてくださいね。特に、様々なことに影響を受けやすい妊娠初期には気を付けましょう。
ところてんの食べ方いろいろ
まず、市販のところてんが漬けてある水はどうするの?というところから。
この保存液は酢水ですので、独特の風味や香りがあり、苦手という方もいらっしゃるかもしれませんね。その場合は、洗って食べることをお勧めします。
洗うか洗わないかはどちらが正しいといったことはなく、洗う派と、ザルに開けるなどして保存液を切り、そのままいただく派に分かれるようです。
味付けは酢醤油や三杯酢とからし、だし汁や黒蜜をかけて食べるのが一般的ですが、地域によって様々です。
麺類の代わりにして、冷やし中華風、冷麺風にアレンジしたり、味噌やポン酢をあえる、サラダに投入することもできますよ。
味付け次第でおかずにもおやつにもなり、低カロリーなので夜食にもおすすめです。
まとめ
ところてんは妊娠中に食べてよい食材です。ただし食べ過ぎには注意!
それだけ気を付ければ、低カロリーで整腸作用もあり、妊婦さんにはうれしい食材。つわりで食欲のないとき、夜食やおやつで何かお腹に入れたいとき、好きな味付けでところてんを楽しんでくださいね。
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