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赤ちゃん枕

赤ちゃんに枕はいらない理由とは?いつから使うべき?

「赤ちゃんに枕はいらないよ!」と言われたこと、ありませんか?

でも、ベビー用の布団一式には、かわいい枕がついていることもありますよね。赤ちゃんに、枕が必要ない理由って何なのでしょうか。

また、いつから使うべきなのでしょうか?赤ちゃんの枕あれこれ、まとめました!

赤ちゃんに枕はいらない?

枕は、良い睡眠姿勢を作るために使います。大人は背骨がS字型になっているため、仰向けになった時に枕を使うことで、姿勢を整えることができます。

一方、新生児はお腹の中で常に丸まった姿勢でいたため、背骨はC字型に曲がっています。

このC字型の姿勢が、生まれて間もない赤ちゃんにとっては一番落ち着く形。

ですから、特に新生児を寝かせるときは、枕を使うより、横向きにしてあげたり、体が沈むクッションを使うなどして、背中のカーブを自然に作ってあげる方がいいのです。

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赤ちゃんの枕はいつから使う?

枕は、背骨がS字型になってから使うもの。

赤ちゃんは成長の過程で、背骨が自然にS字型に近づきます。その目安は1歳前後ですが、これにはとても個人差があります。枕を使う場合は、赤ちゃんが眠っている時に首が苦しそうでないか、を常に確認してくださいね。

また、寝返りが始まると、赤ちゃんは眠っている間も本当に良く動きます。

そのため、寝返りをするようになってからしばらくは、枕はあまり意味がないかもしれません。

ちなみに、子供の背骨の反り具合が大人と同じになるのは、10歳前後と言われています。ですから、10歳ころまでは、枕はどうしても必要というわけではありません。

また、10歳未満の子供が使う場合、大人よりも低い枕の方が適しているということになります。

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低月齢のうちに枕を使うケースも

基本的に、良い睡眠姿勢を整えるという目的では、赤ちゃんに枕は必要ありません。

しかし、別の目的で、まだ低月齢の赤ちゃんが枕を使う場合があります。それは、次のようなケースです。

頭の形を整える・向き癖を緩和する

月齢の低い赤ちゃんの頭はとても柔らかく、いつも同じ姿勢・同じ向きで寝ていると、頭の形が歪んでしまうことがあります。この頭のゆがみを治したり、向き癖を緩和したいときなどに使われるのが「ドーナツ枕」です。

ドーナツ枕は、真ん中に穴やくぼみがあります。その部分に赤ちゃんの後頭部が納まると、頭のどの部分も布団に押し付けられることがありません。

このようにドーナツ枕は頭にかかる圧力を分散し、頭の形を整えるほか、赤ちゃんの向き癖を防止・緩和してくれます。

ドーナツ枕は、いつから使えるかは商品によって異なります。使用する場合は、商品の対象月齢をよく確認してくださいね。

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吐き戻しを止める

赤ちゃんの胃は、食べたものの逆流を防ぐ弁がまだできあがっていません。

月齢の低い赤ちゃんにミルクを飲ませて、すぐに寝かせると吐き戻しをしやすいのはこのためです。

この吐き戻しを防ぎたいとき、使われるのが「スリーピングピロー」や「ロングランピロー(吐き戻し防止ベビー枕)」です。

この枕には傾斜がついていて、寝ている赤ちゃんの上半身全体を少し起こしてくれます。そのことで吐き戻しを防止したり、鼻づまりの解消にもなります。

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枕を使う・選ぶ時の注意点

赤ちゃんが枕を使う場合、一番気を付けなければいけないのが窒息です。

赤ちゃんが寝返りをうった際に、枕で顔が覆われてしまい、それが窒息の原因となる可能性があるからです。赤ちゃんが使う場合は、顔全体が埋まってしまうような大きいものや、ふかふかの枕は避けましょう。

また、赤ちゃんはよだれや吐き戻しが多いもの。枕はそれらですぐ汚れてしまうので、水洗い・丸洗いできないと大変です。加えて気を付けたいのが、枕の素材。

ポリエステルなどの化学繊維よりも、コットンなどの天然繊維のものを選びましょう。特にマイクロファイバーは、繊維が細かくとがっています。

一見ふわふわで手触りよく感じるかもしれませんが、赤ちゃんが顔をこすりつけると、肌が傷ついてしまう可能性があります。

これらを考えると、おすすめなのはタオルを折りたたんで枕の代わりにする方法。高さの調節が自在で、汚れても簡単に洗うことができます。

いくつも枕を準備するより、肌触りの良いタオルで代用してみてはいかがでしょうか?

まとめ

基本的に、睡眠姿勢を整えるという目的では、赤ちゃんに枕は必要ありません。

頭の形を整えたい、向き癖を緩和したい、吐き戻しを防ぎたいなどの場合には、便利な枕があります。目的に合わせて、上手に活用してくださいね。

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