味のアクセントになり、料理をぐっとおいしくしてくれる「にんにく」。
クセのある食材のイメージがありますが、赤ちゃんはいつからにんにくを食べられるのでしょうか。子供まであげない方がいいのか、悩む食材ですよね。
あかちゃんににんにくをあげることについて、知りたいポイントまとめました。
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赤ちゃんのにんにくはいつから?
赤ちゃんのにんにくは、生後9~10ヶ月頃の離乳食後期あたりから食べても大丈夫とされています。
市販のベビーフードを見てみても、「1歳頃から」と表示のある離乳食カレーの原材料としてにんにくが使われています。特に、子供まであげない方がいいというわけではないようですね。
にんにくは、風味付けや下味としてよく使いますよね。大人の食事と一緒に用意する時など、離乳食ににんにくが多少入ってしまっても、特に問題はありません。それが生後6ヶ月頃の離乳食初期であっても、少しなら危険性はないとされています。
また「にんにくの芽」も、離乳食として食べさせることができます。その際はしっかり茹で、刻むかすり潰すようにしてください。ただし、独特の風味と香りがあるので、赤ちゃんには好き嫌いが分かれる食材かもしれません。
にんにくをあげるときの注意点
赤ちゃんににんにくを与えるときは、量に気を付けましょう。
にんにくは強壮作用もあり、刺激の強い食材です。与え過ぎるとお腹がゆるくなったり、下痢をしてしまう可能性があります。しっかりと加熱し、ほんの少し、風味付け程度に使うようにしましょう。
他の食材と同じように、初めて与えるのは病院の開いている平日の午前中にしてください。万一アレルギー反応が出た場合、すぐに受診できるようにするためです。
にんにくのようにあまり単体で食べない食材は、アレルギー反応が出た場合、それが原因の食材なのかわかりにくいことがあります。
身内ににんにくアレルギーの方がいるなど、心配な場合は病院でのアレルギー検査をお勧めします。
にんにくのアレルギーについて
にんにくは、アレルギーを発症しやすい食材ではありません。
政府が発表している「特にアレルギーになりやすい食品一覧」にも含まれていません。しかし、例が少ないというだけで、にんにくアレルギーを発症する可能性はゼロではありません。
にんにくは様々な料理に風味付けとして使われていますので、にんにくアレルギーが重度の場合には、加工食品の原材料に常に気を付けるようにする必要があります。
にんにくのアレルギーは「口腔アレルギー症候群」といって、おもな症状は食後に口周りや口の中などが赤く腫れるものです。その他身体中に蕁麻疹(じんましん)が出たり、鼻水や目の痒みなど花粉症のような症状が出る場合あります。症状の出方には2パターンあり、食べた直後~30分以内に出る場合と、食べて数時間~数日経過後に出る場合があります。
赤ちゃんににんにくを与えた後、口の周りなどに異変が出た場合には、一旦食事を中断してください。赤ちゃんの様子を観察し、症状が激しいなどの場合にはすぐに病院を受診しましょう。
まとめ
にんにくは、離乳食後期から赤ちゃんに与えることができます。刺激が強く、食べ過ぎるとお腹を壊すことがありますので、しっかり加熱し、風味づけに少量使う程度にしましょう。
にんにくは栄養面を見ても、ビタミンB6がやや多く含まれている程度で、特に赤ちゃんに積極的に与えたい食材というわけでもなさそうです。無理に食べさせる必要はありませんので、ほぼ大人と同じ食事をするようになってから与えるのでも十分ですよ。
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