赤ちゃんのお風呂上りに、「白湯はあげなくていいの?」と言われたことはありませんか?
「お風呂の後は白湯」が一般的だった時代もあります。さて、なぜ赤ちゃんに白湯を与えるのでしょうか?
いつからあげるのか、作り方、飲ませ方、量の目安などをまとめました。
赤ちゃんに白湯をあげるのはこんな時!
赤ちゃんに白湯をあげるのはまず、水分補給をさせたいときです。
夏場のお昼寝の後やお風呂上がり、外で汗をかいて帰宅した後など、積極的に水分を与えたいときに白湯を飲ませます。「お風呂の後は白湯」も、水分補給が目的でしょう。
離乳食が始まったら、便秘解消のための水分補給にも白湯を与えることがあります。もちろんまだ母乳やミルクでもいいのですが、ミルクの場合は1日の量が決まっていることがあるので、それを超えて水分を与えたいときは白湯がいいですね。
次に、母乳以外の味に慣れてもらいたいときです。ずっと母乳だけを与えていた場合、急にミルクに切り替えると赤ちゃんが飲まなくなることがあります。そうならないよう、まずは白湯の味に慣れてもらうことから始めるのです。離乳食への移行をスムーズにする狙いもあります。
また、乳歯が生え始める頃は、虫歯予防として母乳やミルク後、寝る前などに口内をゆすぐために白湯を飲ませることもあります。
最後に、風邪などで薬が処方されたときです。母乳やミルクで飲ませると薬の味が変化するので、白湯で飲ませてあげましょう。
赤ちゃんに白湯をあげるのはいつから?
赤ちゃんに白湯は、一般的には生後2か月ごろからあげることができます。ただし赤ちゃんの成長の具合によってもう少し先になることもあるので、1カ月検診の時に確認しましょう。
私の娘は低体重で生まれて1カ月ほど入院していたので、1ヵ月検診は実際は生後2か月ごろ、沐浴も2カ月まで、外出も2カ月から、とすべて1カ月ずれていました。白湯を与える時期も、生後3か月ごろから、と先生から指示がありましたよ。
赤ちゃんにあげる白湯の作り方
まずはやかんで沸かす方法です。
水をやかんに入れ、火にかけます。沸騰したら火を弱め、10分程度沸騰させます。その後、火を止めて冷まします。ミルクの温度と同じく、人肌を目安にしてください。
もっと簡単に、電子レンジを使う方法もあります。
マグカップなどに水を入れ、レンジ(600W)で1分半程度温め、人肌くらいになるまで冷ましましょう。
お湯も出るウォーターサーバーをレンタルするのもいいでしょう。その際は、赤ちゃんに与えるのに適した成分かどうかを必ず確認してくださいね。お湯はそのままでは熱いので、同じサーバーの水で薄めるなど、人肌に調整しましょう。
我が家はプレミアムウォーターのウォーターサーバーを3年使っています。飲みたい時にすぐに冷たい、温かい水を飲むことができてかなり重宝してます。
量、飲ませ方、タイミングなど
赤ちゃんに初めて白湯を与えるときは、少量をスプーンでとり、赤ちゃんの唇を湿らすようにして反応を見てみましょう。嫌がらなければ、少しだけ口の中に入れてあげます。
一度にたくさん与えると、白湯が気管に入ってむせてしまうことがあるので、少量ずつ試すようにしてください。
スプーンで与えて問題ないようなら、哺乳瓶であげてみましょう。
生後間もない頃は1回に20~30ccずつ、離乳食前の赤ちゃんは1回50cc以下が目安量です。
離乳食が始まったら、食事中の飲み物として50cc程度をマグやコップで与えましょう。便秘対策で白湯を与えるなら、1日100~150㏄を目安に、お風呂後などにあげるのがいいですよ。
授乳前や離乳食前にたくさん白湯を与えると、お腹がいっぱいになって、母乳やミルクを飲む量が減ってしまったり、離乳食をあまり食べなくなってしまうことがあります。
そうすると栄養が足りなくなってしまうので、白湯はタイミングを限定して、少量ずつあげてください。お散歩やお風呂などで汗をかいた後や、おやつのタイミングがいいでしょう。
まとめ
赤ちゃんに白湯をあげるのは2か月ごろから、水分補給や離乳食の準備、虫歯・便秘予防などの目的で与えます。
ただし離乳食が始まるまでは、水分補給は母乳とミルクで十分、白湯は必要ないという意見もあります。絶対に毎日あげなければいけないものではないので、必要に応じて、上手に利用してくださいね。