お宮参りとお食い初め、時期は違いますが、どちらも赤ちゃんの健やかな成長を願って行うものです。
様々な家庭の事情があり、行事のために家族が時間を合わせるのがなかなか難しい場合などに、この二つを、同じ日に行ってもいいのでしょうか?
また、その場合はどのようなスケジュールにするのがいいのでしょうか。
お宮参りとは、お食い初めとは?
お宮参りとは、
生後一か月ごろに行う、生まれた土地の守り神様・産土神(うぶすなかみ)様に参拝する行事です。
神様に、無事に出産できたお礼と、赤ちゃんのお披露目をして今後の生育を祈願します。
一方お食い初めとは、
生後100日位に行う、赤ちゃんが将来食べ物に困ることがないように願って行われる儀式です。
一汁三菜の「祝い膳」を用意し、赤ちゃんに食事をする真似をさせます。また、「歯固め石」を用意し、歯が丈夫になるようにと願う「歯固めの儀式」を行うことも。
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お宮参りとお食い初めは同じ日でもいいの?
さて、お宮参りとお食い初め、本来なら行う時期は違いますが、一緒にしてもいいのでしょうか。
結論から言うと、最近では多くの家族がお宮参りとお食い初めを同じ日に行っています。
各家庭には生まれ月、赤ちゃんの体調など、様々な事情があります。また、出産した女性たちの産後の状態も一様ではありません。
赤ちゃんとお母さんの体調、親族の都合などを考えて、お宮参りとお食い初めを同じ日に行うのがいいということになれば、それで問題ありません。しきたりにこだわらず、赤ちゃんの健やかさを願う気持ちを第一に日程を決めてあげましょう。
ところで、一般的にお宮参りを行う生後一か月位だと、赤ちゃんは首がすわっておらず、体温調節機能や免疫機能も整っていません。お母さんも産後間もない頃で、大変デリケートな時期です。生後100日位経つと、赤ちゃんは首がすわり、免疫力も出てきて、外出に充分耐えられるようになります。お母さんも、かなり産後の体力が回復してくる頃でしょう。
このことから、お宮参りとお食い初めを一緒にする場合、お食い初めのほうに日程を合わせるのがおすすめです。もちろん生後100日にこだわる必要はありませんが、赤ちゃんとお母さんの体力を考えて、あまり早すぎないようにしてくださいね。
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お宮参りとお食い初め、一緒にする場合のスケジュール
おすすめは、午前中にお宮参りを済ませ、その後食事会を兼ねたお食い初めをするというスケジュール。
その際の注意点ですが、お宮参りをする神社は、基本的に御祈祷の予約はできないところがほとんどです。事前に神社に電話をして、混雑状況や御祈祷にかかる時間、待合室の有無などを確認しておき、状況によってはお参りだけで済ませましょう。
また、記念撮影も同じ日にと考えているなら、まだ赤ちゃんが元気な、お参りの前かすぐ後にしましょう。
ただ、経験から言わせてもらうと、赤ちゃんの写真撮影は思うようにいかず、とっても時間がかかります。私たちの場合は、撮った枚数が多かったのもありますが、4時間近くかかりました。
大人でもかなり体力を削られます。写真はずっと残るものですし、みんながいい表情で写るには、写真撮影だけは別の日に時間をとることをお勧めします… イベント尽くしでぐったりの思い出になってしまうことも…
お宮参りと同じ日にする場合、お食い初めのお膳を自分たちで準備するのはかなりの負担になります。
お参りの後のお食事会は、お食い初めのお膳を用意してもらえるところを事前に予約するのがいいでしょう。
多くの割烹や料亭には、お食い初めセットが用意されています。中には赤ちゃん用ベッドのある店も。
個室があるところを選べば、赤ちゃんの泣き声も気にしなくていいですね。
食事会を自宅でする場合には、お食い初めの料理の宅配サービスや出前をうまく利用しましょう。
まとめ
赤ちゃんとお母さんの体調に支障がなければ、お宮参りとお食い初めを同じ日に行うことに問題はありません。
事前にしっかり確認や予約をしたり、便利なサービスを利用して、無理のないスケジュールを立てましょう。思い出に残る、素敵な一日になるといいですね。
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