不妊治療は、費用がかさむ長期的な取り組みになることも多く、経済的負担に悩む夫婦が増えています。保険適用外の高度治療や、保険が効く治療でも自己負担額が積み重なれば、数十万円〜数百万円に及ぶことも。そんな中、注目されているのが「不妊治療サポートローン(医療ローン)」です。
この記事では、不妊治療向けサポートローンの基本から、利用する際の注意点、おすすめ金融機関、審査基準や金利の相場まで、分かりやすく解説します。
1. 不妊治療の費用と経済的負担
不妊治療には、以下のようなステップがあります。
- タイミング法・人工授精(保険適用)
- 体外受精・顕微授精(一部保険適用、または自由診療)
一般的な費用例(自己負担):
| 治療内容 | 1回の費用(目安) |
|---|---|
| タイミング法 | 数千円~1万円程度 |
| 人工授精 | 1~3万円程度 |
| 体外受精 | 30~60万円程度(自由診療の場合) |
| 顕微授精 | 40~80万円程度(自由診療の場合) |
治療は1回で終わることが少なく、通院回数や回数によっては総額100万〜300万円以上になるケースもあります。
2. サポートローンとは?不妊治療で使える目的別ローン
「サポートローン」とは、特定の目的のために用意されたローン商品で、不妊治療を対象とした医療ローンや目的ローンが該当します。主な種類は以下の通りです:
- 医療ローン(不妊治療専用):治療費のみを対象に借りられる
- 多目的ローン/フリーローン:治療費以外にも交通費や宿泊費なども含めて借入可
- 自治体や病院との提携ローン:特定クリニック限定で利用できる制度も
3. 不妊治療サポートローンのメリットとデメリット
メリット
- 一括払いの負担を分散できる
- 治療の選択肢が広がる(費用を気にしすぎず判断できる)
- 無担保・保証人不要のケースが多い
- 医療費控除や助成金と併用可能
デメリット
- 利息がかかる(総支払額が増える)
- 審査が必要(収入・信用情報の確認)
- 支払い義務が続く(治療が終わっても返済が残る場合も)
4. 審査基準と申込条件について
サポートローンの申込みには、以下のような基準があります。
- 安定した収入がある(パート・自営業も可だが審査厳しめ)
- 過去の信用情報に問題がない
- 年齢制限(20歳以上〜65歳未満が一般的)
金融機関によっては、配偶者の収入も合算可能なところもあります。
5. 金利の目安と返済シミュレーション
医療ローンの金利は、一般的に年率3%〜9%前後。消費者金融系に比べて金利は低めですが、銀行系の方がさらに安くなる傾向があります。
例:50万円を年利5%で借りて36回払いした場合
- 毎月返済額:約15,000円
- 総返済額:約540,000円(利息:約40,000円)
6. 不妊治療ローンのおすすめ金融機関3選
① オリコメディカルローン(提携クリニック経由)
- 金利:3.0%~7.2%
- 特徴:多くの不妊治療専門クリニックと提携あり/審査が比較的柔軟
② 新生銀行スマートカードローン プラス
- 金利:4.5%〜14.8%
- 特徴:ネット完結/生活費や宿泊費にも利用可能なフリーローン型
③ JAバンク 医療ローン
- 金利:2.0%台(地域により異なる)
- 特徴:地元密着型で相談しやすい/長期返済も可能
※最新の金利や申込条件は各公式サイトをご確認ください。
7. よくある質問(Q&A)
Q1. 不妊治療ローンと医療費控除は併用できる?
→ できます。実際に医療機関へ支払った金額が控除対象になります(ローンで支払ってもOK)。
Q2. 助成金制度との併用は可能?
→ 併用可能です。地方自治体ごとに助成金制度があるため、住んでいる地域の制度を確認しましょう。
Q3. 途中で治療を中止した場合、ローンの返済は?
→ 返済は継続します。ローン契約は治療の有無に関わらず返済義務があるため、注意が必要です。
8. まとめ|不妊治療サポートローンは上手に活用すべき
不妊治療は、経済的な不安が治療の継続に影響を与えることもあります。無理のない範囲で、サポートローンを活用することで、より多くの選択肢を持ち、精神的にもゆとりを持って治療に専念できることが大きなメリットです。
利用前には、金利・返済シミュレーション・助成金制度の確認をしっかり行い、ご家庭に合った無理のない計画を立てましょう。





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