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妊娠検査薬の薄い反応が続くのは陽性?流産?原因と対応方法は? 1

妊娠検査薬の薄い反応が続くのは陽性?流産?原因と対応方法は?

妊娠検査薬で薄い陽性反応…妊娠しているのかどうか、判断に迷ってしまいますよね。

すぐに「流産?」と不安になってしまう方もいるかもしれませんが、「薄い陽性=流産」ではありません。

妊娠検査薬で薄い陽性反応の場合はどのような可能性があるのか、それが続く場合の注意点などをまとめました。

妊娠検査薬の陽性反応が薄くなる原因と対応方法

陽性反応が薄くても、通常の妊娠の可能性があります。

日本製の妊娠検査薬は精度が高く、陽性反応が間違いの確率はごく低いとされています。検査薬では薄い線だったのに、病院に行って調べてもらったら妊娠していて、無事に出産したという方も多いですよ。

では、陽性反応が薄くなってしまうのはなぜなのでしょうか。


フライングした場合

妊娠検査薬は、妊娠すると女性の体内で増えるhCGホルモンに反応して陽性反応を示します。

そのため検査時期が早すぎると、hCGホルモンが反応下限値に達しておらず、薄い線しか出ない
ということがあります。一般的な妊娠検査薬の正しい検査時期は「生理予定日の1週間以降」
ですので、この時期に再度、検査しましょう。

また、予定日の勘違いなどで、意図せずフライングになっていることもあります。予定日がはっきりしない場合、最初の検査の3日後か、性交渉の日の3週間後を目安に再検査するといいですよ。

焦る気持ちすっごくわかります!検査薬は精度が高いですが、使う時は難しいです。あまり早すぎて一喜一憂するのも良くありません。


尿が薄い場合

妊娠成立直後はhCGホルモンの濃度がまだ低いため、水分を多くとった後などは尿が薄まりすぎてしまい、薄い線になったり陰性反応になることがあります。

また、食事内容や発汗の状態でも尿中hCGホルモンの濃度に影響を与えることがあります。

そのため、検査には摂取水分量や食事の影響を受けない朝一番の尿を使用したほうが正確な結果が得られます。フライングの可能性も考え、翌日よりは3日ほどたってから再検査するのがいいでしょう。


検査時期が遅い場合

市販の妊娠検査薬は、妊娠4~5週目くらいのhCGホルモンの量に最も反応するように作られています。

このころに妊娠を疑い、検査する方が多いためです。

ところで、妊娠初期はhCGホルモンの分泌は急激に増加し、妊娠10週目くらいでピークとなります。そのころに妊娠検査薬を使うと、hCGホルモンの量が反応値の上限を超えてしまい、正しい反応が得られないことがあります。

線が薄くても、検査薬で陽性反応があれば妊娠の可能性があります。検査時期が遅かったかなという場合には、産婦人科で妊娠しているかどうかの検査を受けましょう。


多胎妊娠

多胎妊娠(双子ちゃんなど)の場合、単胎とくらべhCGの分泌が多くなるので、上の場合と同じく正しい反応が得られないことがあります。

正しい検査時期での陽性反応なら、線が薄くても妊娠している可能性がありますので、産婦人科を受診しましょう。

妊娠検査薬の薄い場合は通常の妊娠ではない可能性も

妊娠検査薬で薄い陽性反応の場合、通常の妊娠でない可能性もあります。

妊娠継続できない場合でも、妊娠が成立していれば、検査薬では陽性反応が出るからです。

特に生理が来ず、薄い反応が続く場合は病院での処置が必須のことがありますので注意してください。


蒸発線の場合

蒸発線とは、妊娠検査薬の判定時間を過ぎた後にうっすらと出る線のことです。

10分~1時間後くらいに現れ、ぼんやりとしてはっきりしない線です。

これは検査薬にしみ込んだ水分が蒸発するときに尿の成分が濃縮され、誤反応を起こしたものなので妊娠の可能性は低いです。

妊娠検査薬はhCGホルモンを検出して妊娠を判定するものなので、微量にそのホルモンが出ていれば、妊娠していなくても線が出ることがあるのです。


化学流産の場合

化学流産とは、受精卵の着床が続かず、胎嚢もできないために妊娠が成立しない現象です。

少し遅れて生理が来るので、妊娠検査薬を使わなければ気づかない場合がほとんどです。検査で薄い線が出たのにその後生理が来たという場合は、化学流産だった可能性があります。


子宮外妊娠の場合

子宮外妊娠とは着床が子宮内以外の場所で起きてしまったことをいい、その多くは卵管に着床した卵管妊娠です。

生理が始まらずに検査薬で薄い陽性反応が続く場合、これの可能性があります。

卵管妊娠に気づかずに処置が遅れると、育っていく胎嚢が卵管を圧迫し、卵管の破裂を引き起こします。そうなると腹部の激痛とともに腹腔内で大量出血し、処置が遅れると命を落としかねない危険な状態です。

生理が始まらずに検査薬で薄い陽性反応が続く場合は、必ず病院を受診してください。

妊娠検査薬の薄い場合は胞状奇胎の場合も

同じく生理が始まらずに薄い陽性反応が続く場合、胞状奇胎という可能性もあります。

受精卵は着床した後、通常は胎児になる胎芽細胞と胎盤や卵膜になる絨毛細胞に分かれ成長していきます。

胞状奇胎とは、絨毛細胞だけが子宮内で異常増殖する症状です。この場合、妊娠の継続はできません。放置すると絨毛ガンになるリスクもありますので、病院での処置が必要となります。

まとめ

妊娠検査薬で、薄い陽性反応の場合はいろいろな可能性があります。

再度検査をしたり、検査薬の結果以外にも生理の出血の様子や体調の変化に気を付けて、心配な点があったら病院を受診してくださいね。


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