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赤ちゃんのエビはいつから?時期やアレルギーの注意点について 1

赤ちゃんのエビはいつから?時期やアレルギーの注意点について

独特の風味と食感があり、いろいろな料理に使われるエビ。

一方で、アレルギーが心配な食材としても知られています。さて、赤ちゃんにはエビはいつからあげられるのでしょうか?

アレルギーの面から、エビを初めてあげる時期や食べさせ方の注意点などをまとめました。

エビはどんな栄養がある?

エビはとっても優秀な食材です。高タンパクで低脂肪なのが特徴で、豊富な栄養素はビタミンEやビタミンB12です。

和・洋・中といろいろなメニューで使うことができ、調理方法も様々です。日々のごはんに取り入れられると、嬉しいことがたくさん。

しかし、たとえアレルギーが出てしまっても、エビに含まれる栄養素は他の食品で補うことができます。ですから赤ちゃんにとってエビは、必ず食べなければいけない食材ではありません。

赤ちゃんのエビはいつから?

さて、赤ちゃんにエビを食べさせる時期ですが、アレルギーの点から、早くても1歳以降が望ましいとされています。

つまり離乳食(生後6ヶ月~1歳過ぎ頃)としては向いていないということで、食べることに慣れ、胃腸など消化器官が発達した1歳以降に少しずつあげてみるのがいいでしょう。

必ず食べなければいけない食材でもないことから、3~4歳を過ぎてからでも十分です。

エビのアレルギーってどんなもの?

エビのアレルギーは、「トロポミオシン」というタンパク質が原因です。

症状は「口腔アレルギー症候群」といって、食べた後に口の周辺や舌、唇が赤く腫れたりするほか、じんましん、嘔吐、下痢、皮膚・目のかゆみ、鼻水、声の枯れなどが起こります。多くは食後数分で症状が現れますが、30分以上経ってからのこともあります。

エビのアレルギーは「甲殻類アレルギー」といい、原因物質がカニアレルギーのものと似ているので、エビアレルギーを発症した場合、半数以上はカニでも発症する可能性があります。他にも、イカ、サバ、サケなどの魚介類でもアレルギーを発症することが多いようです。

エビアレルギーを発症してしまっても、エビは比較的除去しやすい食材です。アレルギーを発症しやすい食材として広く知られ、加工品などに使われている場合にはわかりやすいように表示されていることが多いからです。

ただし、エビせんべいなどお菓子の原料として使われていることも多いので、原材料のチェックは欠かさないようにしましょう。また、エビアレルギーは子供が発症すると、大人になっても治りにくいといわれています。

初めてのエビ。食べさせ方の注意点は

エビを初めて子供に食べさせるのは、万一アレルギー症状が出た場合に備え、かかりつけの病院が開いている時間にしましょう。エビは新鮮なものをしっかり加熱し、のどに詰まらないようすりつぶしたり、たたいて細かくします。

まずスプーン1杯を与え、アレルギー症状が出ないかを観察します。食後1時間くらいは子供の様子に変化が無いか注意しておきましょう。

また、他のアレルギーになりやすい食材(カニ・タコ・イカ・貝類)などを一緒に食べさせないことも大事です。アレルギー症状が出てしまった場合、どの食材が原因なのか分かりにくくなってしまうからです。

心配な方は、初めはエビをそのままあげるのではなく、エビで出汁をとった汁物から試してみたり、えびせんべいなどの加工品を少量だけあげてもいいでしょう。

小児科や皮膚科で、パッチテストなどの検査でアレルギーの有無がわかることもありますよ。

まとめ

エビを赤ちゃんに与えるのは焦らなくても大丈夫。

1歳以降に少しずつ試してみましょう。初めて食べさせるのは病院が開いている時間にし、しっかり加熱したものを少量から与えます。食べてから1時間くらいは子供の様子に注意して!

エビは栄養面で優秀、調理の幅もある食材です。アレルギーが出る可能性があることを理解して、必要以上に怖がらずに食べさせてあげてくださいね。

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