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赤ちゃんのオレンジジュースはいつから?飲ませ方やアレルギーなど注意点は? 1

赤ちゃんのオレンジジュースはいつから?飲ませ方やアレルギーなど注意点は?

離乳食が始まり、そろそろ赤ちゃんに白湯や麦茶以外の飲み物を…という時期になると、ジュースはいつから与えていいの?という疑問を持つお母さんも多いことでしょう。

ここでは、オレンジジュースを赤ちゃんに与える際に知っておきたいメリット・デメリット、与え方の注意点やアレルギーについてまとめてみました。




赤ちゃんにオレンジジュースはいつから?

さて、赤ちゃんにオレンジジュースはいつから与えていいのでしょうか?

市販のジュースのパッケージにはそれぞれ飲み始めの月齢が表示されており、果汁の場合は6か月からというものが多いようです。食品としても、オレンジは生後6か月、離乳食が始まるころから与えることができます。

しかし、パッケージの表示はあくまでも目安。

ジュースは食品をそのまま与えるのとは違うこともあり、オレンジジュースを与えてよい月齢が決まっているわけではありません。赤ちゃんにジュースを与えることにはいくつかのデメリットがあり、それらを考慮して、1歳ごろまで与えないお母さんが多いようです。

ジュースを与えるデメリット

赤ちゃんのオレンジジュースはいつから?飲ませ方やアレルギーなど注意点は? 2

赤ちゃんにジュースを与えることには、いくつかのデメリットがあります。

ほとんどが、ジュースに糖分が多く含まれていることによるものです。

赤ちゃんはまだ消化器官が未熟なため、糖分の多いジュースは胃や腸に負担がかかり、下痢などの原因になることがあります。また、ジュースを頻繁に与えると、赤ちゃんが甘い味を好むようになってしまうことがあります。

味の薄い母乳やミルクをあまり飲まなくなってしまったり、離乳食が進まず、栄養のバランスが崩れてしまうかもしれません。糖分の摂りすぎで、肥満につながることもあります。

虫歯のリスクも高まります。

赤ちゃんの歯の生え始めは硬さが不十分なので、ジュースの糖分の影響を受けやすいのです。オレンジジュースのように酸味を多く含むものでは、酸蝕症という歯の病気になることもあります。



ジュースを与えるメリット

赤ちゃんにジュースを与えるメリットも、もちろんあります。

まず、白湯や麦茶に比べて甘く味がはっきりしたジュースは、赤ちゃんにとっては楽しみや気分転換になります。毎回ジュースに頼るのはお勧めできませんが、ぐずりを落ち着かせるための手段の一つとなります。

また、ストロー飲みの練習になります。

パックジュースをストローで飲むことで、ストロー飲みができるようになったという声も多いですよ。体調が悪くなった時の水分補給や、薬を飲ませるときにもジュースは活躍します。

どうやって飲ませたらいい?

赤ちゃんにジュースを与えるメリット・デメリットを知ったうえで、オレンジジュースを与えたいときはどのようにするのがいいのでしょうか。

まず、与えすぎないことです。

たとえ100%ジュースでも、果物をそのまま食べることとは違います。あくまでお楽しみと位置づけ、水代わりに与えることのないようにしましょう。飲みすぎないためには、喉が渇いた状態で与えないことも大切です。

ジュースは、赤ちゃんにとっては味の濃いものです。体への負担を減らすためにも、初めて与えるときは白湯で2~3倍に薄めてあげましょう。また、胃や腸を刺激したり、体を冷やすことのないよう、常温くらいに温めてあげましょう。

また、ストローやスパウトマグ、哺乳瓶などで長時間ジュースを飲ませていると、糖分や酸が歯に接している時間が長くなり、虫歯になりやすくなります。

コップで少量ずつ与えるなど、長時間飲ませないようにしましょう。そして、ジュースを与えたら必ず歯磨きをするようにしましょう。

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アレルギーの心配は?

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オレンジは、アレルギーを起こす可能性としてはやや高い食品です。

症状としては「口腔アレルギー症候群」といって、食べた直後などに口の中や喉にかゆみが起こります。個人差によりますが、まれに嘔吐や下痢といった重い症状が出るケースも報告されています。

このアレルギー反応は、オレンジを加熱せずに食べた時に起こるものです。アレルギーを引き起こす原因となるタンパク質は熱によって変化するため、ジュースのような加熱されているものなら大丈夫という場合もあります。

ですからオレンジジュースでアレルギー反応が出ることは少ないですが、ほかの食品と同じく、初めての場合は少量を、平日の午前中に与えるようにしましょう。そして飲ませた後は、赤ちゃんの口の中やお腹の具合に異常がないか、気を付けておいてください。

まとめ

いかがでしたか?

厚生労働省が2007年に発表した資料では、「離乳食開始前の赤ちゃんに果汁を与えることについて、栄養学的な意義は認められない」とあります。

つまり基本的には赤ちゃんに必要のないオレンジジュースですが、とっておきのお楽しみとして、またはいざという時の奥の手として、上手に活用したいですね。




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