赤ちゃんが初めて迎える1歳の誕生日。
ひとつふたつ、言葉を覚え始めた赤ちゃんには、絵本のプレゼントがおすすめです。特に女の子は言葉が早く、絵本を読んであげることでどんどんおしゃべりするようになるかもしれません。
女の赤ちゃんに贈る、1歳の誕生日プレゼントにぴったりな絵本を7冊紹介します。
はらぺこあおむし/エリック=カール
自分が子供の時にも読んだ!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
子供向けの絵本としては長く愛されている、古典の名作です。冒頭で卵から生まれたあおむしが、いろいろなものを食べて大きくなっていくお話。
はじめは果物ばかりですが、やがて…えっ!?こんなものも!?
だんだんと食べるものが増えるにしたがってページが大きくなったり、あおむしが食べた後の穴が開いていたりと子供たちが喜ぶ仕掛けがいっぱいです。
きんぎょが にげた/五味太郎
金魚鉢から逃げたきんぎょを探す絵本です。
金魚はカーテンの模様やお花の中など、部屋のあちこちに紛れ込んで隠れています。指さしができるようになったら、「金魚はどこかな?」と問いかけて、一緒に遊んであげましょう。
部屋の中のもの、食べ物、動物など身近なものがかわいらしい形でたくさん登場するので、金魚だけでなく「○○はどこかな?」「これは何かな?」と問いかけてみたり、いろいろな遊び方ができる絵本です。
だるまさんが/かがくいひろし
まず「だるまさんが」と書かれ、ぺーじをめくるとだるまさんがいろいろなポーズで笑わせてくれます。
丸い体に短い手足というだるまさんの姿だからでしょうか、ただ転んだだけでも思わず笑ってしまいます。
赤ちゃんは擬音とだるまさんの動きに大喜び。
声を立てて笑ったり、ポーズを真似したりといい反応にこちらまで楽しくなります。このだるまさんが実に表情豊か。一見同じような繰り返しでも、表情がちょっとずつ違います。その違いを見つけるのも、楽しみ方の一つです。
もこもこもこ/たにかわしゅんたろう
「もこ」に始まり、最後まで不思議な擬音だけが続く絵本です。絵も、正体不明な奇妙な形のものばかりが登場。
生き物のように動きはあるみたいだけど、一体何者???
どうやって読んであげたらいいのか戸惑ってしまうかもしれませんが、なぜか赤ちゃんは大喜び。
音を真似しようとしたり、絵を指さして笑ったり…どの部分に反応するかで、個性がわかるかもしれませんね。
見方によって、いくらでも世界の広がる不思議な絵本です。子供の自由な発想を大切にしてあげましょう。
くだもの/平山和子
いろいろな果物が登場。
まず採ったままの姿が描かれ、次の絵では皮をむかたり、食べやすい姿になって、「さあ どうぞ」と勧められます。驚くのは、果物のみずみずしさ。本物そっくりで、本当においしそうです。
リアルですが、写真とは違う温かさを感じるのもこの絵本の魅力でしょう。赤ちゃんは果物に手を伸ばしたり、食べる真似をしたり。
何度読んでも必ず同じ果物のところで触ろうとする、なんてこともあるみたいですよ。
いないいないばあ/松谷 みよ子
1歳ころの赤ちゃんは「いないいないばあ」を喜びますよね。この絵本では、「いないいないばあ」をいろいろな動物がしてくれます。
実際にやってあげるのと同じように喜びます。子供は、隠れているものに怖さと好奇心を抱くそうです。
そして「ばあ」と顔が出てくることで安心し、嬉しくなるのでしょう。「いないいない…」と溜め、「ばあ!」とページをめくる、というように緩急をつけて読んであげると、とても喜びますよ。
きゅっきゅっきゅっ/林 明子
赤ちゃんが、大好きなぬいぐるみたちとスープを飲もうとするお話。ところが、ぬいぐるみたちはスープをこぼして汚れてしまいます。
きゅっきゅっきゅっ」とは、赤ちゃんがぬいぐるみたちをふいてあげる音なのです。そんな赤ちゃんが、最後には…?
小さめで、赤ちゃんの目の前で開いてあげるのにちょうどいいサイズの絵本です。
描かれている赤ちゃんも、ちょうど1歳ころの雰囲気そのもの。まるでお友達が目の前にいるようで、赤ちゃんが引き込まれます。
「きゅっきゅっきゅっ」の言葉のリズムも楽しい絵本です。
まとめ
1歳の誕生日を迎える女の子のプレゼントにおすすめの絵本7冊を紹介しました。
小さな頃に読んでもらった絵本はずっと心に残り、大切な思い出になるものです。大きくなった時、「この本が大好きだったよ!」と言ってもらえたらうれしいですね。