初めての誕生日を迎えた赤ちゃん。
1歳という節目に、お父さんお母さんも感慨深いことでしょう。この機会にと生まれた時の写真を見返すと、大きさや顔つきの変化に驚くかもしれません。
改めて日々の成長を実感する時期です。ここでは、1歳の女の子の赤ちゃんの体や成長、食事や睡眠など育児のポイントについてお伝えします。
1歳の女の子の赤ちゃん、身長・体重の目安は?
1際の誕生日を迎えるころ、女の子の赤ちゃんの場合、統計全体の94%は、
[box lightpink #fdf7fd]・身長68.3㎝~77.8㎝で中央値が73.4㎝
・体重7.16㎏~10.48㎏で中央値が8.66㎏[/box]
となります。男の子よりやや小柄です。
成長には個人差がありますので、この範囲に収まらなくても成長が順調なら問題ありません。
目安としては、出生時から身長が約1.5倍、体重が約3倍になります。また、このころになるとほっそりしてきたという印象を受けるかもしれませんが、それは運動量が増えてきたためなので心配ありません。
1歳赤ちゃん、睡眠のリズムは?
1歳のころの赤ちゃんは生活リズムが安定し、夜は朝までぐっすり眠るようになります。
それまで午前と午後1回ずつあったお昼寝が1日1回になり、一日の睡眠時間は11~13時間になります。
一方で、寝つきが悪くなったり夜泣きが激しくなる赤ちゃんも。
睡眠のリズムを整えるには、まず朝は遅くても8時までには起こしましょう。朝日をしっかり浴びる習慣が大切です。日中しっかり運動させてあげると、夜にぐっすり眠るようになります。
歩行が安定していれば、外で遊ぶのもいいでしょう。
お昼寝は2時間までとし、午後のお昼寝は15時までには済ませることです。そして遅くても、21時までには寝かせるようにしましょう。
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1歳の赤ちゃんの食事は?歯磨き、授乳はどうするの?
1歳になると、栄養のほとんどを食事から摂れるようになります。離乳食は1日3回になり、徐々に完了していく時期です。
ただし、まだものを噛み切る力はないので、指でつぶれる柔らかさにすることです。また味付けは、大人と同じでは塩分が強すぎ腎臓に負担をかけますので、薄味にしましょう。
このころになると、なかなか離乳食を食べないということがあります。そんな時はより柔らかくしてみたり、味を薄くしてみましょう。
同じようなメニューに飽きてしまっている可能性もあります。毎食メニューを考えるのが大変な時は、市販のベビーフードをうまく利用してもいいですね。
また、1歳になると乳歯が生えそろう子もいます。
食事後には歯磨きを習慣づけるようにしましょう。離乳食に食物繊維を意識して取り入れることで、歯への刺激になります。機嫌が悪いなど歯磨きが食後すぐにできないときはお茶や水を飲ませ、ご機嫌な時を見計らって磨いてあげるといいですよ。
卒乳や断乳は焦ることはありません。ミルクは1日400mlが目安で、母乳は欲しがるだけ与えましょう。
離乳食をしっかり食べるようになれば、自然と授乳の回数は減っていきます。最近では、欲しがるようなら2歳ごろまで与えてあげるという考え方が多いようです。
1歳の赤ちゃん、言葉の発達は?
1歳になると、「まんま」「ぶーぶ」など意味を理解して発する言葉を一つか二つ持つようになります。
自分の意思を伝えたいという気持ちが育っており、興味のあるものに「あっ!」と指をさしたりすることも。
大人の言っていることを真似しようとすることで、言葉の発達が促されます。積極的に話しかけたり、赤ちゃんの言葉に応答してあげましょう。
1歳の赤ちゃん、運動能力は?
1歳になると、つたい歩きから徐々に一人で歩き始める子もいます。
歩き始めはまだ不安定なので、部屋の中でも見守りましょう。バランスを崩した時、思わぬものが危険なことがあります。
また、つかまり立ちでつま先立ちをしたり、それまで届かなかった高さのものに手が届くことも。部屋の中のものの配置を見直してもいい時期かもしれません。
歩行が安定してきたら、積極的に外に出かけてみましょう。靴は足の形に合うものを。
サイズだけを見て選ぶと、つま先が窮屈だったりかかとに隙間があったりすることがあります。また、軽さや滑り止めがついているかなどもチェックして選んでくださいね。
1歳の赤ちゃんの心の成長。人見知り、怖がり、甘えん坊にも
1歳になると、お母さんによりべったりと甘えたがることがあります。お母さん以外では激しく泣くことも。
この時期の赤ちゃんは好奇心旺盛でどんどん行動範囲を広げますが、その一方で不安や怖さも抱えています。
外の世界で刺激を受けた後、安心できる場所に戻って甘えたいと思うのです。
ですから遊びに夢中になっていたかと思うと、いきなり寄ってきて甘えたりと、お母さんとの距離が極端に伸び縮みします。
また、ちょっとでも姿が見えないと激しく泣いたり、接し方に戸惑うこともあるかもしれません。
それらもすべて成長の段階ですので、見守ることと甘えさせてあげること、赤ちゃんに合わせてどちらの時間も大事にしてあげましょう。
予防接種も忘れずに!医師としっかり相談して
1歳ころは、予防接種のスケジュールを再確認する時期です。
1歳になると初めて接種するもの、追加接種するものがあります。
かかりつけの医師と相談し、適切な間隔で受けられるようにしましょう。保育園を検討している場合、園によって必要な予防接種がありますので、事前にチェックしておきましょう。
任意接種とされているものでも、園によっては必要な場合がありますので要注意です。
まとめ
いかがでしたか?
こちらで紹介した成長の段階は、あくまで平均的な話です。1歳ごろの赤ちゃんは個人差が大きく、2~3か月のずれは当たり前と考えてください。
大切なのは、その子の成長のペースに合わせること。焦らずに見守ってあげてくださいね。
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