こどもの日も近づいてきました。兜は誰が買うのか、いつからいつまで飾るのか、さらに兜飾りの意味について調べてみました。
兜は知っている、けど意味やどうしたらいいかなんて生まれて体験しないとわからないですよね^^;
けど知らないと恥ずかしい思いをすることもありますので、兜の意味やいつからいつまで飾ればいいか、こちらでご説明いたしますので参考にしていてくださいね。
こどもの日 兜は誰が買えばいい?買うべき?
こどもの日は5月5日と定められ、子供の健やかな成長を願う日であると同時に男の子のお節句でもあります。
この日に向けて新しく兜飾りを買う場合、
[box lightpink #fdf7fd]① 妻側の実家が買う
② 夫側の実家が買う
③ 妻側・夫側の実家が折半で買う
④ こどもの親である夫婦が買う[/box]
という4つの方法が考えられます。
それぞれの方法におけるメリット・デメリットについて考えてみました
メリット デメリット
① 妻側の実家が買う ・妻側の好みで買える
・妻側の実家の予算で買える
・夫側と夫側の実家が借りを作った形になる
② 夫側の実家が買う ・夫側の好みで買える
・夫側の実家の予算で買える
・妻側と妻側の実家が借りを作った形になる
③ 妻側・夫側の実家が折半で買う
・妻、夫、双方の実家の経済的負担が半分になる
・好みのデザインや予算の折り合いをつけるのが難しい
④ こどもの親である夫婦が買う
・妻、夫、双方の実家の経済的負担をかけずにすむ
・妻、夫、双方の実家の経済的負担がかかる
・双方の実家に対して後ろめたい気持ちが残る
妻側、夫側、どちらの実家も経済的に余裕がある場合には、
③ 妻側・夫側の実家が折半で買う
が良いのではないかと思います。
デザインや予算で、なかなか折り合いがつかないかもしれませんが、縁あって親族になったわけですから、これを機に両家が集まる日を設けて、落ち着いた場所で食事を共にしながら相談するのも良いでしょう。
また、妻側の実家、夫側の実家、どちらかが兜飾りを買うことになった場合は、もう一方には、鯉のぼりや五月人形、新しい服など他のものを買っていただくか、こどもの日のお祝いに両家が集まる食事会を負担していただく等して、両方の実家がそれぞれお金を出す形にしたほうが、あとあとのためには良さそうです。
どちらの実家も、孫の顔が見たいから、日時や場所をうまくセッティングすれば、集まることはできると思いますよ。
ご参考までに、
[box lightpink #fdf7fd]北海道・東北・関東での男の子の初節句:夫側の実家が負担
関西・四国・九州での男の子の初節句:妻側の実家が負担[/box]
という慣習があるそうですが、それぞれの地域でも異なるようですし、現在では特にこだわりはないようです。
わが親友A子は関西出身、旦那さんは東北出身、現在は関東地方に住んでいますが、後日確認したところ、
③ 妻側・夫側の実家が折半で買う
にして、兜飾りのデザインは夫婦で決めたそうです。
あ~、一件落着♪
A子のほうが解決したので、次からは兜飾りの飾る時期や意味についてお伝えしたいと思います。
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兜はいつからいつまで飾る?
兜飾りを飾る時期については、時に決まりはないそうです。
ただ、一般的には、
[box lightpink #fdf7fd]いつから:春分の日を過ぎて、4月いっぱい(季節の変わり目を目安に)
いつまで:端午の節句を過ぎたら早めに(梅雨の時期が来る前に)[/box]
と言われているようですね。
こどもの日の前日(5月4日)や当日(5月5日)の、いわゆる「一夜飾り」は縁起が良くないためNGです。
一夜飾りが縁起悪いといわれているには諸説あるようですが、忌避されていることはしないほうが無難です。
さらに、初節句なら尚更ですよね。
雛人形の場合、桃の節句を過ぎても片付けが遅いと「お嫁に行き遅れる」とよく言われますが、兜飾りについては、片付けが遅くなっても「婿に行き遅れる」とは言いません。
「行き遅れる」という言葉自体、古くからの男女の結婚観によるもので、そうでなくても晩婚化が進んでいる現代にはそぐわないでしょう。
スペースがあれば、兜飾りをインテリアとして飾ることもOKです。
兜飾りの意味は?
兜や鎧と言えば戦。
戦いの際に身を守るための装備というのはご存じですよね。
兜飾りは、まさに
身の安全を守る
災いを防ぐ
という意味で飾られます。
また、兜や鎧を身に着けられるのは身分の高い武将に限られていたので、「立身出世」の意味も込められていたのではないかと思われます。
兜飾りが身代わりになることによって、こどもが健やかに成長していくことを願っているのでしょう。
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まとめ
昨年、男の子を産んでママになった、親友のA子(仮名)と久々にランチ。かわいい息子君とも対面できて嬉しかったのですが。A子はのほうは、なんだか浮かない様子…。
悩みの原因は、こどもの日、初節句の兜飾り。
A子の実家と旦那さんの実家、それぞれが「兜飾り」はウチが買う!と名乗りを上げて、まさに戦国時代なんだとか。。。
親友A子のお悩み解決から始まり、兜飾りを飾る時期や飾る意味まで調べてみましたが、少しでもご参考になれば幸いです。
時代の流れで変わっていくものはあっても、次の世代に伝えていきたいものもあるということを実感しました。兜飾り、いいですね^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました。