春が近づいてくると、うさぎをモチーフにした小物や、カラフルな卵の置物なんかが目に入りますよね。
実はこのイースター、クリスマスと同じキリストの祝祭なんです♪
ご存知でしたか?今回は、卵やうさぎが使われている意味は?イースターっていつからいつまでやってるの?など、イースターの疑問に迫ってみました♡
イースターとは?
聞いたことはあるけど、良く分からない…という方も多いイースター。
イースターとは、キリスト教徒にとっては非常に大切な祝日なんです。
十字架にはりつけられて亡くなったイエス・キリストが、復活したことを祝う復活祭を、イースターと言うんですね。
基本的にイースターとは、イエスが十字架にかけられて亡くなった金曜日である“Good Friday”(グッド・フライデー)の後に来る日曜日に行われます。なぜなら金曜日の3日後である日曜日にキリストが蘇っているからなんですね!
同じくキリストが関係するイベントのクリスマスは、日本でかなり浸透していて、みんながこぞってお祝いしていますが、イースターはそこまでなじみがありませんね。ですが、キリスト教ではクリスマスよりもイースターの方が重要視されているんですよ!
なぜ復活祭をイースターと呼ぶようになったのかは、諸説ありますがはっきりとは分かっていないようです。
ゲルマン神話に登場する春の女神「Eostre(エスオトレ)」から由来しているのでは…?という説が有力みたいですよ★エスオトレは新たな生命を宿すという春の女神なんです。
なるほど、それなら命の芽吹きという点で、イースターという名前になったのも頷けます♡
イースターとはイエス・キリストの復活を祝う祝日で、春に行われるイベントということが分かりましたね!
[adinserter name=”Adsense広告-リンクユニット”]
なんで卵やうさぎが使われているの?
イースターがイエス・キリストの復活を祝う日だというのは分かりましたが、次は、どうしてイースターのモチーフが卵やうさぎなのかについてお話させていただきますね♪
春が近づいてきて暖かくなってくると、雑貨屋さんや小物屋さんに可愛くてカラフルな模様が書かれた卵やうさぎの置物が並びますよね。
春らしいピンクや黄色で卵を色付けしたり、華やかなお花を飾ったりもするのがイースター。アメリカでは家中を卵だらけで装飾する家庭もあるんだとか♡
このように、イースターに欠かせない卵、イースターエッグは、もともとはゆで卵で作られていたものが多かったのですが、現在はチョコレートを使ったものや、プラスチックなどで卵の形を作ったもので代用されているものが多いです^^
そして、その大事なイースターエッグを運ぶ役割として存在しているのが、うさぎさんの、イースターバニー。
イースターの日にアメリカの子どもたちは「Egg Hunt(エッグハント)」を楽しみます。卵の運び屋、イースターバニーによってあちこちに隠されたカラフルな卵を、子ども達たちが一生懸命探し当てるんです。宝さがしみたいで、とっても可愛いイベントですよね♡
こんな楽しいイベントのイースターですが、では、なぜ卵とうさぎが使われているのでしょうか。順を追ってお話しますね。
まず、卵は「命の誕生」を表しているからなんです。ひよこが卵からかえるように、卵は新しい生命を生み出してくれるもの。
また、卵の殻を割って誕生する様子が、イエス・キリストの復活を彷彿とさせることからも、卵がモチーフになったと言われていますよ。
卵の殻の中での長い時間を経て、殻を割ってこの世に誕生する姿が、キリストの復活の象徴なんですね!
そして、うさぎさんが使われる理由としては、うさぎさんが実は多産だから!うさぎは可愛い顔して、繁殖率がとっても高い!命をたくさん誕生させる、ということで、作物などの豊穣や繁栄のシンボルとされていたそうです☆
また、諸説ありますが、うさぎは先ほどお話したゲルマン神話に登場する女神「エオストレ」のシンボルだという説もあります!地上でのエスオトレを象徴する生き物が、うさぎなんですね。
うさぎも繁栄や豊穣の象徴でありますし、命の芽吹きという点ではエスオトレと同じ!新しい命が芽吹く春の女神の象徴が、普段何気なく見ているうさぎさんだったなんて、次から見る目が変わりそうですね(笑)
ちなみに、イースターを飾る動物として、子羊もいます。また、命が宿る場所である「巣」なんかも、イースターのモチーフになっていたりしますよ☆
イースターのカラフルで可愛い置物や飾りが、どんなモチーフで作られているのか見つけてみるのも楽しいかもしれませんね♡
[adinserter name=”Adsense広告-レクタングル大”]
2019年はいつからいつまで?
イースターはいつからいつまでお祝いするものなのでしょうか?
実は、イースターの行われる日付は、毎年変わり、この日!という決められた日にちはないんですね。
ただ、日にちのおおよその目安はあるんですよ。
春分の日が過ぎて、最初の満月が出た日の次の日曜日だとされているんです^^なんともロマンチックな算出方法ですが、なかなか日にちを特定するのが難しいですね(笑)
2019年の春分の日は3月21日なので、その後の満月が出て次の日曜日というと、4月21日となりそうですが…。
イースターはキリストの祝祭だけあって、西方教会と東方教会といったちょっと難しい話題も絡んできます。西方と東方、2つで日にちの算出方法が違うんです。
西方教会と東方教会は、いわゆる派閥のようなものなのですが、結婚しても良いのが東方教会側で、だめなのが西方教会なんて違いもあるんですよ!
カトリックっていうのは、西方教会のことで、プロテスタントは東方教会のことなんですね。
そして、算出方法が異なるイースターの日なのですが、西方教会では、4月1日、東方教会では4月8日。1週間の違いがあるんですね。
ちなみに、日本では、西方教会の算出方法にのっとることが多いんです!なので、2019年のイースターは4月21日ということになりますね。
4月21日からなのは分かりましたが、じゃあイースターはいつまであるのでしょうか?
実は、この期間がとっても長いんです!!
2019年だと、4月21日であるイースターから、その後50日間の間が、なんとイースターの期間!更に更に、4月21日より前の40日間!合わせて90日間がイースターをお祝いする期間なんです。
つまり日本では3月11日から6月11日までがイースターの期間ということですね。こんなに長いイベントは、日本ではなかなかありませんよね!イースターが浸透して、祝日や祭日が増えればいいなと思うのは私だけでしょうか…(笑)
いかがでしたか?
日本ではなかなかなじみのないイースターですが、みんな大好きディズニーランドでは、「ディズニーイースター」という華やかなイベントが行われていたり、ユニバーサルスタジオジャパンでも同様にイースターの期間が設けられています。
少しずつ日本でも浸透させて、クリスマスのようににぎやかで華やかなイベントになったら素敵ですね♡