家庭訪問は玄関先で済ませることも多くなって来たようです。そんな時に用意したお茶菓子、少しもったいないですよね。
袋があれば先生に持って帰ってもらいやすいですね。自分で手作りしたお菓子ならなおさら持って帰ってもらいたいものです。
家庭訪問のお茶菓子の持ち帰り袋が必要か、玄関先で行った場合に出さない方がいいのか、ちょっと調べてみましょう。
家庭訪問の意味って?
新学期が始まったあわただしい時期に、貴重な授業時間を割いて先生が生徒の家に行って、生徒の家族と話しをする…ことの意味や目的はなんでしょう。
それには、こんな目的があったのです。
生徒の家の場所
学校で不測の事態が起こった場合、先生が生徒を家まで送らないと行けない時に、生徒の家が分からないと送り届ける事が難しくなります。
最近では携帯のGPSや車のナビゲーションなどが発達して、住所を入力すれば大体の場所は分かりますよね。
しかし、近所に同じ名字の家がたくさんあったり、家の周囲が入り組んでいたり、新しい住宅地だったりすると、スムーズに家を特定するのが難しいです。
担任の先生が家庭訪問などで一度でも行ったことある家ならば、生徒に何かがあって、生徒の家に行かなくてはいけない時に迷わなくてすみます。
先生が生徒の家をきちんと知る事、これが家庭訪問の一番の目的なのです。
地域の危険箇所の確認
通学路や生徒が日頃遊んでいて危なそうな箇所は無いか確認します。
人通りの少ない暗い道があったり、車の通りが激しい道路が近くにあったり、また日頃遊んでいそうな公園をチェックすることも、家庭訪問の目的です。
家庭環境の確認
家庭環境の確認も家庭訪問の目的の一つです。
キレイに片付けられているかな…程度の認識という先生が多いです。
また、保護者が子どもに対してどのように接しているかの確認もあるようです。
例えば、親がネグレクト的になっていたり、過剰に躾を行っていないか、などです。きちんと親子のコミュニケーションがとれているようなら問題ないですよ。
祖父母や兄弟などの家族、ペットとの関わりなどもチェックする先生もいるそうです。
家庭訪問のお茶菓子について
最近では、家庭訪問を実施しない学校、実施しても10分程度で玄関で立ち話程度で済ましてしまう学校も多いんだとか。
家庭訪問のプリントにも「お茶等の接待は不要でお願いします」と書かれている場合もあります。
それでは、準備しなくてもいいんじゃない…なんて考えますよね。
お茶が出ないから、先生の印象が悪いんじゃないかな、なんてことは絶対にありません。
たまたま、暑い日だったり、逆に寒い日だったりした場合で、今日回る最後の家になるだろうから、と用意したところ、お茶を飲んでくれた先生もいましたよ。
では、お茶菓子はどうでしょうか??
もちろん用意をしなくても問題ありません。
ほとんどの場合、お茶菓子を用意しても手を付けずに帰られてしまいます。食べる時間もないですしね。
そういう時は「おいしいお菓子ですのでぜひ」といって渡すと受け取ってくださる場合もあるそうです。
常温で持ち歩けて、個包装のお菓子が便利ですね。
お菓子を渡したからといって何か意味がある訳でもないので、全く何もしなくて問題ありませんよ。
まとめ
家庭訪問は普段親が知る事のができない学校での子どもの生活ぶりを知るための良い機会です。
過剰なおもてなしも先生に取って重荷になってしまいますので、さらっと「おもてなし」が出来るといいですね。
我が家の場合は、先生と玄関で立って話しをしている時に、子どもにお茶を持って来てもらいました。先生も感心したようにしてくれましたし、子どももお手伝いしている感じがあったようです。もちろん、先生はお茶に手を付けてくれました。
先生達も生徒の親と会うのを緊張されているようなので、親もあまり緊張しすぎずにお迎え出来るといいですね。