「混合育児」とは、赤ちゃんに母乳だけでなくミルクも与える育児方法です。
混合育児になる理由は様々。ここでは、足すミルクの量、与える間隔の目安など新生児の混合育児のやり方をご紹介します。母乳の出をキープしたい方へのアドバイスもまとめました。
混合育児にした方がいいケース
混合育児にした方がいいケースは、新生児の場合は以下の通りです。
まず、母乳の出が悪くて赤ちゃんの体重がなかなか増えない場合。
新生児~1ヶ月乳児の「体重増加の基準」は、1日あたり18~30gとされています。1日15g体重が増えない時は母乳が足りていない可能性がありますので、ミルクを足すようにしましょう。
次に、尿や便の出が悪い場合。
尿が一日5回以下だったり、うんちが数日出ていない時は、母乳が少ないため水分が不足しているのかもしれません。また、30分以上お乳をくわえて離さない、起きるといつもぐずる、元気がない、なども
母乳が足りていないサインのことがあります。脱水になった場合は病院で点滴することになりますので要注意です。
その他、小児科医などの指示で混合栄養とする場合もあります。
低血糖が見られる場合、新生児黄疸が強い・または長引いている場合などです。
新生児の混合育児のやり方 ミルクの量や足し方は?
新生児の混合育児は、空腹状態の赤ちゃんに左右の乳房を十分に吸ってもらった後、ミルクを足してあげる方法がいいでしょう。
赤ちゃんが空腹すぎて泣いていたり、母乳を拒否する場合は、先にミルクをあげてもOKです。ある程度飲んで落ち着いてきたら、母乳に切り替えるなど工夫しましょう。
母乳をあげた後に足すミルク量の目安は、新生児の場合は20~40mlです。適正量は赤ちゃんによって違いますので、初めは少なめにして様子を見ます。医師などに具体的に指示された場合は、それに従ってくださいね。
あげればあげるだけ飲むからと言ってあげ過ぎも危険です。体の肥大化の恐れもあり、将来痩せにくい体質になってしまう可能性もあります。
ミルクの量は授乳の回数・間隔で調整
新生児の場合、授乳間隔は2~3時間くらいが望ましいとされます。授乳後に足すミルクをまずは20mlと少なめにし、次にお腹がすいて泣くまでに2時間ほどあけばOKです。
1時間で次を欲しがるようなら、ミルクを少し増やすように調整しましょう。
個人差はありますが、母乳は出産後すぐに出るようになるわけではなく、だんだんと分泌量が増えてきます。母乳だけで2時間もつなど量が増えてきた感じがしたら、ミルクを足す量を減らしましょう。また、ミルクを吐いてしまう場合も量が多すぎる可能性がありますので、少し減らして様子を見てくださいね。
たくさん飲ませたら3時間以上、なんなら朝まで寝てくれると思ってたくさんあげるのも禁物です。消化するために血液等がすべてお腹にいってるために、脳があまり働かないため寝てくれるだけの場合があります。
個人差はあるものの、赤ちゃんは2-3時間でトイレやおっぱいで起きることが普通です。
母乳の量を増やしたいなら
混合育児となった場合でも、いずれは完全母乳にしたい方もいらっしゃると思います。
そんな方に、母乳の分泌量を増やすための注意点をお伝えします。出産後1~3カ月は、母乳の分泌量が最も増える時期です。この時期をどう過ごすかが大切ですよ!
まず、授乳間隔をあけすぎないこと。3時間以上あいてしまうと、母乳の生産量が減ってしまいます。母乳後のミルクを必要以上に足さないようにしましょう。適正なミルクの量を見極めるために、必ず母乳→ミルクの順であげることもポイント!
また、ミルクはなるべく哺乳瓶ではなくスプーンで与えましょう。赤ちゃんにとっては、乳房よりも
哺乳瓶の乳首で飲む方が楽なので、哺乳瓶でミルクを与えていると、母乳を飲まなくなる可能性があります。哺乳瓶を使う場合は、ミルクが出る穴が小さく、力一杯吸わないと飲めないタイプの乳首を選んでくださいね。
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まとめ
新生児の混合育児。ミルクを足す量は赤ちゃんによって違いますので、少なめから始め、授乳の
回数・間隔を見て調整しましょう。
適正量がよく分からなければ、一人で解決しようとせず、母乳外来などでプロの助産師さんに相談をしてみてくださいね。
また、赤ちゃん用の体重スケールはかなりおすすめです。
一番しっかり飲んでるか心配な1カ月~2カ月に使えれば良いと思いますのでレンタルがおすすめです。
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