赤ちゃんに母乳とミルクを与える「混合育児」。
4カ月からは母乳の分泌量が安定してきますが、赤ちゃんの成長過程や離乳食との関連などで、ミルクの足し方が変わってきます。なかなかわかりづらい4カ月からの混合育児。
やり方のポイント、ミルクの量の目安などを月齢ごとにご紹介します。
新生児~3カ月まではこちらの記事をご覧ください
⇒ 混育児のミルクの量は?新生児から1カ月、2カ月、3カ月の目安について
4カ月の混合育児のポイントは?
出産後4カ月になると、母乳の分泌量はそこからぐんぐん増える、ということはあまりありません。
4カ月まで混合育児で進めてきた方は、それまで足していたミルクの量を目安に、月齢に応じて足す量を増やすことになるでしょう。
基本は授乳の回数・間隔で足す量を決めますが、このころになると、運動量など、他にもちょっと気を付けておきたい点が出てきます。
4カ月の混合育児、ミルクの足し方はどうしたいい?
4カ月の授乳間隔・回数は、4時間おきに1日5回程度です。母乳を片方ずつ10~15分ずつ飲ませ、そのあとミルクをどれくらい飲むかみてみましょう。それまで混合育児で進めてきた場合は、まずはその量を足します。
初めてミルクを足す場合は、20mlから始めてください。次の授乳までが3~4時間あけばOK、2時間程度なら20mlずつ増やして様子を見ましょう。
30分以上乳房から離れないなど、母乳を飲む時間が長いようであれば足りていない可能性もあります。
ただし、乳首をくわえているけれど実際は飲んでいない、お母さんにくっついていたいなど「遊び飲み」をする月齢でもありますので、赤ちゃんの様子をよく観察してくださいね。
また、このころは運動量が増えるので、よく遊んだ後などは3~4時間経たずに授乳となることもあります。
この場合は、1回の母乳・ミルクの量が足りていないわけではないので、すぐにミルク量を増やさないようにしましょう。
ずっと1時間おきに母乳を欲しがる、など授乳回数が頻繁になってしまったら、母乳が足りていないと考えられます。
5カ月、6カ月。まだまだ授乳がメインの時期です
5カ月になると、離乳食を始める赤ちゃんもいますね。
離乳食が3回になり、食べられる食材がある程度増えるまでは、母乳やミルクからの栄養がメインとなります。まだ離乳初期のうちは、それまで通り十分に母乳を与えてください。
それでも足りなさそうな場合は、ミルクを足しましょう。授乳間隔・回数は4時間おき、1日5回が基本です。授乳が3~4時間に1回になるよう、ミルクの量を調節してください。
体重増加の目安は、1日10gから20gとゆっくりなペースになってきます。定期的に体重を測り、順調に増えているかどうかを参考にしてもいいですね。
7カ月からは、徐々に離乳食が中心に
7カ月からは離乳食の一回量が増えていくため、授乳の量は減っていきます。
このタイミングで母乳のみ、またはミルクのみになることも。授乳間隔は4時間おきに1日5回ですが、お腹がいっぱいで欲しがらなければ無理に飲ませなくても大丈夫です。
このころから、離乳食の進み方などで個人差が大きくなってきますので、なかなか1回の授乳量や授乳間隔だけでミルク量を決めるのは難しくなってきます。
基本の授乳間隔のほか、月齢に応じた離乳食の内容も参考にしてくださいね。ミルクのみにする場合は、使っている粉ミルクの一日の量を守るようにしてください。
8カ月と離乳食が進むにつれ、離乳食を好んで授乳を嫌がるようになる赤ちゃんも出てきます。
私の娘の場合がまさにそれで、6カ月ころから始めた離乳食がとても順調に進み、7カ月には母乳、ミルクをそれほど欲しがらないようにみえました。
新生児期から混合育児でしたが、それを機に母乳はやめ、離乳食をミルクで補う形に。
母乳にこだわる様子もなく、卒乳は拍子抜けするほどあっけなかったです。楽だった半面、ちょっと寂しかった思い出です。
まとめ
4カ月からの混合育児では、赤ちゃんの様子をよく見て足すミルクの量を決めましょう。
適正量がわからなかったら、ひとりで悩まず母乳外来や助産師さん、地域の保健士さんなどに相談してくださいね。離乳食が始まれば、授乳するのもあと少しです!!ミルクの量に神経質になり過ぎず、授乳タイムを大切にしてください。
新生児~3カ月まではこちらの記事をご覧ください
⇒ 混育児のミルクの量は?新生児から1カ月、2カ月、3カ月の目安について