ちょっと街中まで買いもの、という時など、車より自転車を使いたいこともありますよね。
さて子供と一緒に自転車で出かけたいとき、気を付けることは何でしょうか。自転車の子供乗せについて、可能な年齢や注意点をまとめてみました。
前に乗せるか、後ろに乗せるかで気を付けることも少し変わってきますので、参考にしてください。
自転車の子供の前乗せと後ろ乗せ、それぞれ何歳から何歳まで?
自転車の前や後ろに子供を乗せられるのは、何歳から何歳までなのでしょうか。
まず前乗せですが、何歳からという法律の規定はありません。
安全性の面から、首と腰が据わっており、一人座りができて、ヘルメットが着用できることが条件となるでしょう。
赤ちゃんの成長には個人差がありますが、早ければ10ヶ月ごろから可能ということになります。1歳前後から、前乗せデビューする赤ちゃんが多いようですね。
そして、前乗せができるのは赤ちゃんが100㎝、15㎏までとなっています。これを超えると前方視界の妨げとなったり、重さでハンドル操作が困難になるからです。年齢の目安としては2~3歳ごろから後ろ乗せに移るケースが多いです。
自転車の後ろに乗せる場合、子供は運転者から見えないことになります。暴れないよう注意したり、眠らないよう話しかけられるよう、大人の言うことが理解できることも大事な条件となります。
法律では、6歳未満の子供を自転車の後ろに乗せることができます。メーカーが安全を保障する基準として示しているのは身長115㎝、体重22㎏までとなっています。
どんなタイプの自転車がいい?
さて、子供を乗せる自転車ですが、一番いいのは「子供乗せ自転車」です。
子供を乗せるための座席が、前か後ろ、あるいは両方についています。これは文字通り子供を乗せる前提で作られた自転車なので、重心や丈夫さ、機能面などで安全性が考慮されています。電動アシストや変速機付きのものが多く、運転もしやすいですよ。
すでにある自転車に子供を乗せたい場合もあるでしょう。その場合は後付けの子供乗せを取り付けることになりますが、それに適した自転車と、適さない自転車がありますのでご注意を!
まず、子供乗せを取り付けるには最低限以下の条件を満たしていることです。
- 重心を低くし、バランスがとりやすいよう車輪のサイズが小さこと。できれば26インチ以下
- 足の巻き込みなどを防ぐドレスガードがあること
- 大人一人と子供一人分の重さに耐えられること
- 片足スタンドでないこと
- 後ろ子供乗せを取り付ける場合、後ろの荷台が丈夫なこと
また、以下はできればクリアしていたい条件です。
- 電動アシスト機能がある
- 変速機がついている
- 停車時に前輪をまっすぐに固定する、ハンドルロック機能がある
- フレームが、前からまたぎやすいU字型であること
ハンドルが真っすぐのものや、クロスバイクなどのスポーツタイプ、27インチ以上のもの、片足スタンドの自転車に子供乗せを取り付けるのは、運転が不安定になり危険ですのでやめましょう。
また、社団法人自転車協会認定の「BAAマーク」というものがあります。安全性の指標ですので、自転車を選ぶ際の参考にしてください。
筆者の弟は子供のころ、自転車の後ろに乗っていて足を巻き込まれ、かかとを大けがしたことがあります。その記憶が鮮明なので、ドレスガードは必須!と実感をもって強調しておきたいと思います…。
自転車に子供を乗せる際の注意点
では、自転車に子供を乗せる際の注意点をまとめておきます。
まず、初めて子供を自転車に乗せるときは短い距離からにし、少しずつ距離を伸ばしていきましょう。
子供にはヘルメットとベルト着用させ、運定位中はバーから手を離させない、立ち上がらせない、暴れさせないようにしてください。後ろ乗せの場合は特に、寝てしまわないよう話しかけるようにしましょう。
また、乗るときに子供に自分で上がらせないようにしましょう。自転車が倒れる可能性があり危険です。
サドルは両足のかかとが地面につく高さに調節します。
漕ぎだしは一番不安定です。変速機を一番軽くし、しっかり漕ぎ出しましょう。ブレーキは後輪、つまり左手側をメインに使いましょう。前輪で急制動すると、子供が前に飛び出す危険があります。
また、車輪に巻き込まれる可能性があるので、スカートで乗らないようにしてください。
降りているときも油断しないように!
自転車は不安定になりやすい乗り物です。子供の急な動きで倒れることのないよう絶対に手を放さないでください。坂道などで押し歩きをするときは、子供は降ろして歩かせるかおんぶ紐などを使い、乗せたままにしないでください。
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まとめ
子供を自転車に乗せるときには、気を付けることがたくさんあります。
それだけ危険になりやすい乗り物ということですが、きちんと安全な乗り方をすればとても便利なものです。直接風を顔に感じられたり、子供にとって、車でお出かけするのとは違った楽しみになることでしょう。