赤ちゃんの「人見知り」。まさに今悩んでます!というママ、なんか大変そう…というイメージだけで不安に思っている人、様々ではないでしょうか?
ところで、人見知りがなぜ起こるのか、ご存知ですか?人見知りの原因、激しい場合の対策方法をご紹介します。
参考にしてくださいね!
赤ちゃんの人見知りって?
赤ちゃんの人見知りとは、見知らぬ人に対して、顔を合わせただけで激しく泣いてしまうこと。
誰に対して人見知りするかは赤ちゃんによって違いますが、中には「ママじゃないと絶対ダメ!」という場合も。おじいちゃんおばあちゃんや、時にはパパに対しても人見知りするケースもあります。
人見知りの時期には個人差があり、生後6~12ヶ月頃から、2・3歳頃まで。多くの赤ちゃんは、発達の過程で自然に人見知りしなくなります。
人見知りの程度は様々で、「ほとんど人見知りしなかったよ!」という声がある一方、とても激しいことも。赤ちゃんの人見知りが激しい場合、どんな原因が考えられるのでしょうか?
人見知りが激しい場合の原因は!?
さて、赤ちゃんの人見知りの原因は、長く「赤ちゃんが、相手のことを母親とは違う存在だと判断できるようになったこと」とされてきました。しかし最近の研究で、実はそうではないことがわかってきたのです。
それによれば、赤ちゃんは産まれて間もないころから、母親と他人の区別がついているそうです。そして生後6ヶ月を過ぎる頃から、赤ちゃんには徐々に考える力がついてきます。その段階で慣れ親しんだ人以外に会うと、赤ちゃんは相手を観察し、自分にとって危険な存在ではないかを考えます。
この時期の赤ちゃんの観察力と思考力はまだ未熟なため、相手が危険でないと判断するまでには時間がかかります。まだ考えている最中に相手が見つめ返したり、触れたりすると、赤ちゃんは恐怖を感じ、泣き出してしまうのです。
このように赤ちゃんには、見知らぬ人に対して「近づきたい」と「怖い」という感情が起こり、その二つの葛藤の結果が人見知りです。ですから人見知りは、「他人に興味を持ち始める」という心の発達の過程なのです。
人見知りが激しい赤ちゃんは、このような感情が強く出る気質なのかもしれません。
「怖い」という想いが強い慎重な赤ちゃんだけでなく、「近づきたい」という想いが強い好奇心旺盛な赤ちゃんでも、人見知りが激しくなることがあるのです。
激しい人見知りの対策方法はある?
人見知りの対策方法をご紹介します。
赤ちゃんによって有効なやり方が違いますので、いくつか試してみるといいですよ。
いきなり近づかないようにする
人見知りの激しい赤ちゃんに対しては、急に近づいたり、話しかけたり、触れないようにしてもらいましょう。
相手には「人見知りの時期なので…」と説明し、少し距離を空けてもらいましょう。中には、目が合っただけで泣き出してしまう赤ちゃんもいます。赤ちゃんに、注目しないようにしてもらいましょう。
ママと相手が仲良しだとアピールする
赤ちゃんは、想像以上にママの様子に敏感です。
ママが相手と親しくしていると、その人に対する警戒心がちょっと和らぎます。ママと相手が仲良くしている様子を見せてあげましょう。
赤ちゃんに対しては、「この人は○○さんで、ママのお友達だよ」と、優しくゆっくり説明してあげてください。まだ言葉の意味はわからなくても、響きの雰囲気から安心を感じるはずです。
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慣れさせる
人見知りが激しいからといって、人に会う機会を避けないようにしましょう。
保育園や公園にデビューしたり、無理のない範囲でママのお友達の家に遊びに行きましょう。合う相手が決まっている場合は、前もって写真を見せ、顔を見慣れさせておくのもいいですよ。
いつもの場所で人に会うようにする
場所が変わると、途端に人見知りが激しくなる赤ちゃんもいます。
自分の家に人を呼ぶなど、赤ちゃんが安心できる場所で人に会うようにしてみましょう。
ただしこれは逆効果の場合も。私の娘がそうなのですが、祖父母の家に行った時は機嫌よくおじいちゃんおばあちゃんと遊ぶのですが、逆におじいちゃんおばあちゃんが家に来たときは、はじめは泣いてしまうんですよね…。
赤ちゃんにとっては、「いつもの場所にいつもはいない人がいる」というのも、緊張の原因になるのかもしれません。
他のことへ興味をもたせてあげる
人見知りをするけど、たくさん人が集まる場所に出かけないといけない…という場合には、人の目から、赤ちゃんの気をそらせてあげましょう。
いつもそばにある大好きなおもちゃ、絵本などを見せてあげるだけでも、赤ちゃんはとっても安心しますよ。また、赤ちゃんは目新しいものにとっても興味を持ちます。
泣き出してしまったら、ひとまず人以外ものを目の前に出してみましょう。途端に、泣いていたことを忘れてしまうかも!?
まとめ
赤ちゃんの人見知りは、「人に近づきたい」という気持ちが芽生えてきた証拠です。
人見知りが激しい場合も、赤ちゃんが自分のペースでゆっくり人を観察し、考えられるようになるのを待ってあげましょう。