赤ちゃんは、いつからお母さんを認識しているのでしょうか?
そして、ママと呼ぶのはいつからなのでしょうか。「ママ」という言葉を聞くのは、待ち遠しいものですよね。実は赤ちゃん、うんと早くからお母さんを認識していました!
でも、「ママ」と呼ぶのはもうちょっと、待たなければなりません。
赤ちゃんのお母さん(ママ)の認識はいつから?
結論から言うと、赤ちゃんは生まれて間もないころからお母さんを認識しています。
ただ、月齢によってその認識方法には違いがあります。赤ちゃんの五感は、発達する順番があるためです。
その順番とは、
聴覚…声で認識
生まれたばかりの頃から、赤ちゃんは声でママを認識しています。
赤ちゃんは、お母さんの声を、お腹の中にいるときから認識しているともいわれます。ただ、生まれてすぐのころは、お母さんを声で認識していても、反応はできません。
自分の体の動かし方が、まだわからないからです。
嗅覚…匂いで認識
赤ちゃんは生まれたばかりの頃から、匂いでもママを認識しています。
それを確かめた実験がこちら。
お母さんの母乳と、他人の母乳を染み込ませたガーゼを新生児の近くに置き、新生児がどちらを向くかが観察します。すると、新生児のほとんどが、お母さんの母乳を染み込ませたガーゼの方に顔を向けるという結果になったそうです。
また、母乳を出すようになった女性の身体は母乳の匂いが強くなります。赤ちゃんはその匂いで、ママと他の人を区別しているんですよ。
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視覚…顔を認識
生まれたばかりの頃、赤ちゃんの視力は0.01~0.02程度なので、お母さんの顔がはっきり見えているわけではありません。それでも授乳や寝かしつけで密着することが多いので、お母さんの顔を、輪郭や髪形で認識しています。
生後4ヶ月頃になると、赤ちゃんの視力は0.1程度。目、鼻、口など、顔のパーツを判別してママを認識するようになります。
生後6ヶ月頃になると、赤ちゃんの視力は0.2程度に。顔の奥行きや、肌・目の色のコントラストもわかるようになり、お母さんの顔を、全体として認識できるようになります。
視力についてはこのように言われていますが、子どもを育てていると、「もっと良く見えている」というのが印象です。6カ月ごろなんて、少し離れたところや、暗いところで離れていても笑いかけると微笑み返してくれます。
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赤ちゃんがお母さんの認識をしたら…ママと呼ぶのはいつから?
さて、赤ちゃんが「ママを認識していること」と「ママに何らかの反応をすること」は別のお話です。
つまり、生まれたばかりの赤ちゃんでもママを認識していますが、まだ反応することができないため、ママを認識しているということがわかりにくいのです。
5~6カ月ころの反応は?
赤ちゃんが、ママに何らかの反応をしているとはっきり分かるようになるのは生後5~6か月頃。
この時期に、赤ちゃんは自分で動かせる身体の部位が増えたり、顔の表情を作れるようになるからです。
また、ちょうどこの頃の赤ちゃんは首がすわり、気になるものや音、声がする方向に顔を向けることもできるようになります。
ママに対する反応としては、ママのほうに手を伸ばす、ママと目が合うとにっこりする、ママの呼びかけに振り向く、などです。
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ハイハイをする頃の反応は?
さらに9カ月ころになり、ハイハイができるようになると、ママに対する反応として後追いが始まる赤ちゃんも。
中にはママがトイレに行くのも一苦労!というくらい後追いが激しいこともあります。そんな場合はママは本当に大変ですが、後追いは、一歳半頃にはほとんどの赤ちゃんで落ち着いてきますよ。
「ママ」と呼ぶのは?
言葉の発達は、さらに後になります。
「ママ」は赤ちゃんにとって比較的発音しやすい言葉。赤ちゃんが初めてしゃべる言葉になることも多く、意味を理解して「ママ」と発するのは1歳~1歳半くらいが一般的です。
日常的に「これはママだよ」「ママと行こうね」など、積極的に声掛けをしていると、早いうちから「ママ」と呼んでくれるかも?
私があまりこういう声掛けをしなかったためか、娘が1歳半で最初にしゃべった言葉は「はっぱ!」。「ママ」は結局、1歳8カ月を過ぎたころにようやく…という感じでしたよ。
まとめ
新生児期の赤ちゃんでも、ママを認識しています。
「反応がないからコミュニケーションがとれない」と思わずに、積極的に赤ちゃんに話しかけてあげてくださいね。「ママ」と呼ぶのはもう少し先になりますが、その日を楽しみに待ちましょう^^