朝ごはんやおやつに便利なホットケーキミックス。
赤ちゃんの場合、いつから大丈夫なのでしょうか?
身近な食材ですが、意外に原材料を知らなかったりしますよね。赤ちゃんに与えるには、どんなことに注意が必要なのでしょうか。また、どんな離乳食レシピが人気なのでしょうか?
ホットケーキミックスはいつから大丈夫?
一般的に、ホットケーキミックスは離乳食後期から使うことができるとされています。
しかしホットケーキミックスには糖分、油脂が多く、香料など添加物も含まれていることから、離乳食完了期から使用するのがベストです。
離乳食後期から完了期頃は、軟飯や普通のごはんの目安量は80~90g。一方、ホットケーキミックスなど小麦粉を使用した糖質の目安量は、後期で20g、完了期で35gほどです。
ホットケーキミックスを使う場合、ごはんと同じ量にしてしまうと、与えすぎとなってしまいますので注意してくださいね。
ホットケーキミックスを選ぶポイント
離乳食に使うホットケーキミックスは、甘さ控えめのものを選びましょう。
赤ちゃんの舌は味を感知する細胞が多く、味に敏感です。そのため、薄味でも十分に味わうことができるのです。
「アルミフリー」であることも大切です。ホットケーキミックスには、生地を膨張させる助けとなる「ミョウバン(硫酸アルミニウム)」が含まれていることがあります。
アルミニウムは健康に悪影響を与える可能性があると言われていますので、敏感な赤ちゃんの時期にはなるべく与えないようにしたいですよね。
また、小麦・卵・牛乳アレルギーの赤ちゃんの場合も要注意。小麦粉はホットケーキミックスの主成分ですが、代わりに米粉を使った市販品もあります。
卵黄、卵白粉や脱脂粉乳を使っている商品もありますので、アレルギーの心配がある場合は必ず原材料を確認してくださいね。
[ad]
手づくりもできる!
ホットケーキミックスの添加物や甘さ、アレルギーなどが心配な場合は、手づくりがおススメです。材料は、
・薄力粉 100g
・ベーキングパウダー 小さじ1
と、とってもシンプル。ベーキングパウダーは、アルミフリーのものを使って下さいね。小麦アレルギーがある場合は、米粉で代用しましょう。
そしてこの手づくりホットケーキミックスに、
・牛乳 100cc
・卵 1個(なくてもよい)
・砂糖 10g(なくてもよい)
を加えてホットケーキの生地ができます。
砂糖を入れない場合は、バナナやかぼちゃなどを一緒に入れると自然な甘さに。また、砂糖の代わりに粉ミルクを少し入れると市販のものに近い甘さになります。
牛乳アレルギーがある場合は、代わりに水や豆乳などを使ってください。
ホットケーキミックス、離乳食の人気レシピは!?
ほうれん草のホットケーキ
・ホットケーキミックス 100g
・絹ごし豆腐 80g
・ほうれん草 20g
・牛乳 100g
豆腐はゴムベラでつぶして滑らかにし、ほうれん草はゆでて細かく刻みます。
すべての材料を混ぜ、生地が固そうなら牛乳を足してください。焼き方は、普通のホットケーキと同じ要領です。
赤ちゃんが苦手な野菜も、ホットケーキに入れると喜んで食べてくれますよ。
ほうれん草の代わりに、小松菜やニンジン、カボチャなどの野菜、バナナやリンゴなどの果物でもOKです。豆腐が入って、たんぱく質も同時に摂れるうれしいレシピです。
8㎝径のもの4枚分と多めの分量ですが、余ったら冷凍も可。食べきりたい場合は、半分の量などで作りましょう。
ココアバナナケーキ
・バナナ 1/2本
・ホットケーキミックス 100g
・ココア(砂糖が入っていないもの) 大さじ1
・牛乳 80ml
バナナは5㎜角にカットします。
すべての材料をよく混ぜて、12㎝径のボウルに流しいれ、蒸し器で約20分蒸します。竹串などを刺してみて、生地が付いて来るようだったらさらに2~3分ずつ蒸してください。
バナナは一部を輪切りにして、飾り用にボウルの底に並べてもいいでしょう。
生地が熱いうちは形が崩れてしまうので、しっかり冷ましてから取り出してください。
砂糖を使いませんが、バナナの優しい甘味に赤ちゃんも大喜びのレシピです。
ちょっと特別な日のおやつにいかがですか?
スポンサードリンク
まとめ
アレンジが豊富で、メニューの幅が広がるホットケーキミックス。
離乳食では、後期~完了期から使うことができます。砂糖、添加物、アレルギー物質などを原材料表示でチェックし、頻度や量をきちんと守って使ってくださいね。