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2歳でなかなか言葉が出ない!原因はある?自閉症への心配は? 1

2歳でなかなか言葉が出ない!原因はある?自閉症への心配は?

2歳でなかなか言葉が出ない…これってとても心配になりますよね。原因は何か原因があるのでしょうか?ひょっとして自閉症かもしれない…という両親の言葉も引っかかります。2歳で言葉が出ない子ども、原因はなにか、自閉症なのか…ちょっと調べてみたいと思います。

2歳児の発達具体はどの程度?!

[speech_bubble type=”pink” subtype=”R1″ icon=”speech-bubble-woman.jpg” name=”ママ” ] まずは2歳児はどの程度の発達度合いなのかを見てみましょう。[/speech_bubble]

子どもが2歳になるころには、歩き方がしっかりしてきて、走ったり、飛んだり、登ったりできるようになります。

ボールを転がしたり、投げたり、両手で受け取れるようになる子もいます。また、音楽合わせて踊ったり、簡単な手遊びをするようになります。

スプーンやフォークを自分で使えるようになったり、靴下や靴を自分で脱げるようになります。紙をちぎったり、クレヨンをもって線がかけたり、渦巻きがかけたりします。

知能も発達してきて、数が少し数えられるようになったり、色の名前が分かったり、動物や野菜、乗り物などの身近な物に興味を持ちます。
自分の体にも興味を示し、頭やおしり、おへそ、お腹、手、足などの名前が分かるようになります。

言葉の発達は、大人の言う事がかなり理解出来て、自分が伝えたい事を少しずつ言葉で出せるようになっていきます。名前や年齢などの簡単な質問に答えられるようになり、日常の挨拶も出来るようになります。

[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”a” icon=”speech-bubble-man.jpg” name=”パパ” ]これは平均の話だから個人差は大きいことはわかっておかないとね。[/speech_bubble]

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2歳児の言葉の発達目安は?

大人の言う事が理解出来て来ているようでも、2歳児の発達にはかなり個人差があります。

中には、かなり会話が出来るような子もいれば、単語をいくつか言うだけの子もいます。

言葉は出なくても、自分の意志を身振り手振りで伝えようとしているようであれば、発達の問題はないとされています。

「ワンワン、いた」「パパ、バイバイ」など日常の出来事を中心に2語のつながりができていることが発達の目安です。

これまで頭の中に言葉をためていた子どもが、単語をつなげて発するようになるのです。

成長の早い子では、2歳半くらいから3~4語文を話す子もいますが、逆に両親の言葉の意味は理解していて行動出来るのに、言葉として話す事が遅い子も珍しくありません。

言葉の成長が遅い理由は?

特に男の子は女の子に比べて、言葉の成長が比較的ゆっくりだと言われています。

言語を理解する時に、男の子は左脳だけを使い、女の子は左脳も右脳も両方使っているからだという研究報告もあります。

頭の中にたくさん言葉を溜め込んで、言葉として発する事が苦手なタイプの子どももいることも事実です。

また、テレビやスマートフォンを見続ける事で、親子の会話が少なくなり、子どものコミュニケーション能力が低下する影響を危惧した小児科医会は、「2歳まではテレビやビデオの視聴を控え」「授乳中や食事中にテレビやビデオを付けない」という提言もしています。

しかし、経験から「個人差」というものはとても大きいものだと思っています。ただこの個人差は家庭環境から来るものも多少はあると考えられます。

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言葉が遅いなと感じたら…

個人差があるとは言っても、気になりますよね。
そんな時は、子どもの言語の発達を促す方法を試してみましょう。

物の名前を教える

子どもが好きなものを中心に、その場で言葉にして教えてあげましょう。

例えば、食事中であれば、「ご飯だよ」「これは、リンゴだよ」、散歩中であれば、「ワンワン、かわいいね」「ボールであそぼうね」など、実際に見たり、聞いたり、味わったり、触ったりすることで、目の前にあるものが何なのかを理解していきます。

子どもが表現しにくい言葉

感情に対する言葉は子どもが表現しにくい言葉でもあります。

例えば、子どもが転んでしまったときは「転んじゃって痛かったね」、美味しい物も食べた時は「美味しかったね」など、子どもの言葉を代弁してあげる事で子どもは感情に対する言葉の表現方法を覚えて行きます。

中でも、うれしいことや楽しいことというポジティブな感情は、脳によりよい刺激を与えてくれます。ですから、子どもをたくさんほめてあげる事も刺激につながるのです。

[speech_bubble type=”pink” subtype=”R1″ icon=”speech-bubble-woman.jpg” name=”ママ” ] ご両親が子ども本人になって言葉を発してあげることが言語の成長にはとても大事![/speech_bubble]

テレビやインターネットを見せすぎない

夕飯の支度の時などはテレビに助けてもらっているお母さんも多いんじゃないでしょうか。

今の社会でテレビを全く見せないというのも、なかなか難しいですよね。そんな時は、子どもと一緒にテレビを見て楽しむお母さんやお父さんの姿を見せて、「面白い?」と声をかけてあげたりしましょう。

ただし、子どもがメディアに接する時間は、1日2時間までに制限しましょう。

子どもと一緒にリズム体操や絵本の読み聞かせをすることも効果的です。寝転んだり、踊ったり、何かを感じた時に言葉を発するという反射にもつながります。

絵本を読む事で、知らなかった動物やものの名前を知るきっかけになったり、言葉の世界を広げてあげましょう。

2歳などは、しまじろう、アンパンマン、トーマスなどにハマっている子どもも多いかと思います。見ることは言葉の成長に良いことです。

ただインプットだけになると良くありませんので、子どもにアウトプットするようにしてバランスを取りましょう。(このバランスが取れないことが見せすぎは良くないと言われることだと思っています)

例えば、

「今日はどんな話だった?」
「どんなキャラクターが出て来た?」
「この子の名前はなに?」
「〇〇は何したの?」

と子どもの口から見たものを発言したり、表現できるように促してあげましょう。このことができれば、テレビの見せすぎということは無いと思っても良いと思います。

入れた分だけ出す。これはとても重要です。出せない(outputできない)環境ならばたくさん見せるべきではありません。

言葉が出てこなくても、言葉のシャワーを浴びさせる!

子どもが喋らないから、静かだから、とご両親もしゃべらないのは良くありません。

子どもがあまりしゃべらないとしても、積極的にどんどん言葉のシャワーを浴びせましょう!

浴びた分だけ少し経ったら、蛇口を開いたように言葉が出てくる場合があります。そう、子ども・赤ちゃんは聞いてるんですよね。

あまり静かな家庭環境、お母さんとずっと2人だけでさらに全然喋らない環境・雰囲気だと、やはり言語の成長には良いことではありません。

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言葉が遅い時に心配な場合は?

あまりに言葉が遅くて心配になる場合は、下記のことも考えてみましょう。

滲出性中耳炎

急性中耳炎のように痛みがあるわけではないので、わかりにくい中耳炎です。

聴力が低下して、耳が詰まったように感じます。

テレビを間近で見ていたり、後ろから声をかけても反応がなかったりしたら、滲出性中耳炎を疑ってみましょう。

痛みがないからと放っておくと、症状が進行してしまう事もあります。「あれ?」と思ったら、耳鼻科を受診しましょう。

吃音(どもり)

「マ、マ、ママ」などのように同じ音を繰り返したり、言葉が詰まったりするなどの吃音が見られる場合は、口や舌の使い方が慣れていない場合もあります。

口を大きく開けて「あいうえお」と練習したり、口を縦や横に動かしたり、「べー」と舌をだしたり、大きな声で笑ったりするなどのトレーニングをしてみましょう。

吃音は注意してしまうと、気にしすぎて悪化してしまいますので、歌の練習をするなど遊びの延長でトレーニングする事が肝心です。

発達障害 自閉症

言葉が遅いだけでなく、話している相手と目を合わせられなかったり、じっとしていられなかったりする場合は、自閉症などの発達障害があるケースがあります。

とはいえ、2歳児はまさに「イヤイヤ期」まっただ中で反抗的なのはしばしばですよね。

「発達障害かも」と自己判断してしまう前に、地域の自治体や児童福祉施設などに相談することをお勧めします。

まとめ

2歳の子どもは、めまぐるしい成長期にあります。

言葉の成長は、体と同じように子ども一人一人に個人差があるものです。

他人と比べずに、今まで通りしっかりコミュニケーションを取って行きましょう。きっと来年当たりにはやかましく思うくらいにぺらぺら喋っているんじゃないでしょうか。

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