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2歳児のイヤイヤ期の特徴やいつまで?ない場合もある? 1

2歳児のイヤイヤ期の特徴やいつまで?ない場合もある?

「イヤイヤ期」って聞いたことありますよね?

その名の通り、子供が何でも「イヤイヤ」と拒否する時期…とイメージしてしまうと、なんだか憂鬱になってしまいそうです。実は子供の大切な成長過程であるイヤイヤ期。

いつからいつまで?特徴は?2歳児のイヤイヤ期についてまとめました。

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イヤイヤ期とは

さて、「イヤイヤ期」とは一体何なのでしょうか?

一言でいうと、赤ちゃんの自我の確立作業です。

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ「自分の存在」を自覚していません。それが、0歳後半から1歳にかけ、「自分」の存在に気づきます。

そして1歳半過ぎから、自我の急成長期となります。2歳になるころには自我の確立作業が最も盛んになり、自分の意思を通そうとしたり、感情を強く出したりします。

そのころの赤ちゃんはまだ言葉が未熟なため、要求の表現が、すべて「イヤイヤ」になってしまうのです。

ですからイヤイヤ期は赤ちゃんの成長の過程で、単なるわがままではないんですよ。

イヤイヤ期はいつからいつまで?ない場合も?

イヤイヤ期は多くの赤ちゃんで1歳半過ぎから始まり、2歳でピークを迎えて3歳から収束に向かいます。

ただしこれは、あくまで一般的な例。

中にはイヤイヤ期が3歳過ぎまで続いたり、2歳の頃は落ち着いていたのに、幼稚園に入ってからイヤイヤが激しくなった、という例も。同じ兄弟の中でも、上の子の方が酷かったりその逆だったりいろいろで、子供によってイヤイヤ期の現われ方は実に様々なようです。

また、イヤイヤ期がなかった、という声もあります。イヤイヤ期がない、という場合には、主に次のようなケースがあります。

言葉の発達が早いと、「イヤ」ではなく「何がイヤ」なのかを表現できるので、大人にとっては要求がわかりやすく、「イヤイヤ期」という印象にならないかもしれません。

また親と子の価値観が似ている場合、親が子供の欲求を察することが容易で、子供の欲求がおおむね満たされていることがあります。そうすると子供の「イヤイヤ」が激しくならないかもしれません。

イヤイヤ期の現れ方は赤ちゃんによってさまざまで、その子の成長の仕方の個性です。

また、イヤイヤ期がない・激しくないとしても、それはその子の性格や状況でそうなっているだけなので、心配する必要はないですよ。

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2歳児のイヤイヤ期、特徴は?

自我の確率作業がピークを迎える2歳児のイヤイヤ期、どんな特徴があるのでしょうか。

2歳前後になると、子供は二語発話を話して語彙も増え、自分の要求を表現しようとします。一方で、まだ「他人がどう思うか」というところまでは考えが及びません。

その結果、「~しない!」「イヤ!」という否定語で自分の気持ちを表すことになります。

そして2歳児の場合、大人に指示されたり、拘束されることがイヤだ、という場合が多いのです。それで、何を言っても、どう尋ねても「イヤッ!」となります。

また、2歳児はまだ自分がしたいことと、できることとのギャップがわかりません。そのため、「できないのにやりたがる」というのも2歳児のイヤイヤ期の特徴です。



イヤイヤ期の2歳児にはこう向き合おう

イヤイヤ期の2歳児に対しては、イヤイヤをどう押さえつけるかではなく、「やりたい」気持ちを大切にしてあげましょう。

「イヤイヤ」という感情を抑え込んでしまうと、自我の発達の機会を失ってしまうことになります。

そのためには、子供の「イヤ」という言葉をそのままにとらえないこと。「イヤ」が本当はどういう気持ちから出ているのかを考えて、その思いを受け止めることです。

 

2歳児は、とにかくなんでも「自分でやりたい」という思いを強く持っています。

「自分でできた!」という達成感を味わえるよう、子供に気づかれないように手助けをしてあげましょう。失敗しないように、と手を貸し過ぎないのがポイントです。

また、大人に決められてしまうことを極端に嫌がる場合もあります。完全に子供に決めさせてあげる時間的な余裕などがないときは、「今日の服は赤色と青色、どっちがいい?」のように2択で聞いてあげましょう。決断に時間がかからず、子供は「自分で選んだ」という満足感も得られます。

まとめ

2歳児のイヤイヤ期は、子供が自我を確立する大切な成長段階です。

「イヤ」の裏に隠された子供の気持ちを考えながら手助けし、「自分でできた」という満足感をたくさん与えてあげたいですね。

このイヤイヤも個人差が大きいので、ある場合もない場合も、年齢が違う場合などいろいろありますので、子どものことをよく観察してみましょうね。




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