2歳児の睡眠時間、平均や理想はどれくらいか、ご存知ですか?
また、睡眠時間が短いとどうなるのでしょうか。睡眠時間が短くなってしまう原因にはどんなものがあるのか、理想の睡眠時間に近づけるにはどうしたらいいのかをご紹介します。
子どもの睡眠について、見直してみてはいかがでしょうか?
2歳児の睡眠時間、平均と理想
2歳児の平均睡眠時間は、日本では10時間程度ですが、これは国際的にみると短いといわれています。
2歳児の場合、11~14時間の睡眠時間を確保することが理想的です。
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睡眠時間、短いとどうなる?
睡眠時間が足りないと、子供にさまざまな弊害が起こる可能性があります。
まず、体の成長への影響があります。
子どもの体の発育を促す成長ホルモンは睡眠中にたくさん放出されるからです。睡眠時間が短い子は成長しにくいだけでなく、スポーツなど体の動かし方の面にも問題がおきるかもしれません。
また、睡眠不足の状態は注意力・集中力が低下し、気が散りやすくなります。それによる記憶力の低下、さらには考える力の低下までも引き起こす可能性があります。
感情・情緒への影響も無視できません。睡眠不足では、気持ちの安定に重要な「セロトニン」の分泌が妨げられてしまいます。すると、「やる気がおきない」「不安や落ち込みが多い」などの状態になりやすくなります。
小さい子供では、睡眠不足による日中の眠気を意識できずに、「イライラ」「ぐずり」「落ち着きのなさ」「衝動的な行動」として表れることもあります。
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睡眠時間が短い原因と、理想に近づくためにできることは?
2歳児の睡眠時間が短いのには、いくつかの原因があります。
子供の生活時間を見直し、睡眠時間を理想に近づけるためにはどうすればいいのでしょうか?
大人の都合
遅い帰宅のパパを待つ、早くに寝かしつけるのが面倒、翌朝に早く起きられても困る、などの理由で、子どもの就寝時間を大人のペースに合わせてしまっていませんか?
大人と同じ睡眠時間では、子どもにとっては睡眠不足になってしまいます。
もちろん、子育てにはできるだけパパが関わることが大切です。平日に帰宅を待つのではなく、朝にその時間をつくるか、休日に多くかかわってもらうようにしましょう。
子どもを早く寝かしつけ、「自分の時間」を楽しむのはいかがでしょうか。
一緒に早く寝て、早朝にその時間をとるのもおすすめ。また、寝かしつけが苦痛な場合は、イヤホンでラジオや音楽を聴くのがいいですよ!
体内時計の乱れ
体内時計の乱れは睡眠リズムの乱れにつながり、「不眠」を引き起こすことがあります。子供が規則正しい生活を送れるよう、大人が気を付けてあげましょう。
食事やお風呂を毎日同じぐらいの時間にするほか、休日もなるべく同じ時間に就寝・起床するようにしましょう。また、日中体を動かすことも大切です。
起床時や運動するときに、太陽の光を浴びるとさらに効果的ですよ。
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昼寝が長い
10時11時になるまで寝ない…!という場合、お昼寝の時間を見直してみましょう。
お昼寝の時間を早くする、短くするほか、昼寝自体をやめることを考えた方がいいこともあります。
夕飯が遅い
夕ご飯の時間が遅くないですか?
満腹の状態は内臓が働き続け、寝つきが悪くなります。
理想は夕飯を食べ終わって、約2時間あけての就寝。子どもの就寝時間から逆算して、夕ご飯の時間を決めましょう。
スマホやテレビの光
寝る前に、スマホやテレビの強い光を見すぎると、脳が覚醒して寝つきが悪くなります。子どもが寝る30分~1時間前には、電子機器の使用をやめさせましょう。
可能であれば、就寝の30分~1時間前から部屋の照明の光を弱め、静かに過ごすと
さらにいいでしょう。
まとめ
2歳児の睡眠時間の平均は10時間ですが、理想は11~14時間です。
睡眠時間が短いと、子どもの体の成長や学習、心の安定に問題が生じる可能性があります。
子どもの睡眠時間を見直し、短い場合にはその原因を考えてみてはいかがでしょうか?少しの工夫で、理想の睡眠時間を実現できるかもしれませんよ。