子どもが産まれて生後100日頃に「一生食べ物に困らないように」と願って食事をするまねをさせる儀式、「お食い初め」。お食い初めには「石」が登場するのですが、どんな意味なのでしょうか?個数や大きさなどに決まりはあるの?分かりやすく書いてみました!
お食い初めの基礎の基礎!
お食い初めでは、
- 漆器に盛られた一汁三菜の料理、
- 柳で作られた祝い箸、
- 歯固めの石
が用意されます。
とはいえ、今では略されていることも多く、漆器も離乳食用のプラスチックの容器だったり、普通のお箸だったりします。
ホテルやレストランでお食い初めプランなんてあったりして、手間がかからないものもあったり、ネットでお食い初めキットが購入出来たりします。便利な世の中ですね。
漆器や一汁三菜、柳の箸は分かりますが、最後の「歯固めの石」って何でしょう??
これが良く言われる「お食い初めの石」になります。
歯固めって赤ちゃんのおもちゃでよくありますよね。歯が生え始めて歯茎がむずむずするからあげるアレです。
ゴリゴリ噛む石のことではありません、お食い初めの石はちょっと意味が違いますね😂
ちょっと、詳しく見てみましょう。
お食い初めの歯固めの石の意味とは?
歯固めの石はもともと中国の習慣が由来しているそうです。
中国では、立派は歯や丈夫な体を願って年始に堅い飴を赤ちゃんに食べさせる風習があったそうです。生後100日頃の赤ちゃんには、ご飯すら食べられないので固い石を用意したんだと考えられます。
お食い初めの正式には、赤、白、黒の3色の石が用意され、赤ちゃんに石をかませるそうです。
しかし、今では必ずしもこの通りではなく、石も1~2個が一般的ですし、大きさも1㎝ぐらいのものから5㎝ぐらいのものまで色々です。
地方によっては、歯固めの石の変わりにタコや梅干しが用いられたり、碁石や固い栗、クルミ、アワビ、紅白餅の場合もあるそうです。
石の場合は、「石のように堅い歯になるように」という願いですが、
タコやアワビなどの場合は、「歯ごたえの堅い食べ物を噛めるほど強い歯になれるように」という願いが込められているそうです。
お食い初めを行う時には、ご両親や親戚から地方の習慣を教えてもらうのもいいですね。
お食い初め 歯固めの石の使い方
歯固めの石は、お宮参りをした神社や氏神でもらうか、川や海の水辺の小石を拾って洗ってから使用します。
最近では、ネットでも売っていますので、綺麗なものをと思ったらセット品を買ってしまうのがおすすめです。
神社などで石をいただく場合は、なるべく人の歩かないところから選ぶといいでしょう。
石は天然のものなので、色も形も様々ですが、堅くて角のないコロリとした形のものを選ぶのがいいとされています。
正式には、赤ちゃんも噛ませる訳ですし、一般的には口に入れる訳ではないですが、念のために熱湯消毒するといいでしょう。
歯固めの石は、お食い初めの儀式の一番始めか一番最後に用いられます。
お箸で歯固めの石にちょんちょんと触れて、その箸を赤ちゃんの歯茎にちょんちょんと軽くあてます。
この時に、先ほどの願い事「石のように丈夫な歯が生えますように」と願いながら行います。
お食い初めが終わったら、歯固めの石はきれいに洗って、感謝の気持ちを込めて元の場所に戻しましょう。しかし、最近ではお食い初めの記念として、へその緒と一緒に手元に残していられる方もいるそうですよ。
まとめ
昔ながらのお食い初めのスタイルでやるもよし、自分なりのアレンジを加えてもよし、楽しく準備ができるといいですね。
しきたりや風習を大事にすることはいいことですが、「赤ちゃんのためにどうしても!」と神経質になりすぎることはよくありません。赤ちゃんが幸せに健やかに過ごせるように願ってあげることが大切です。
赤ちゃんがいっぱいご飯を食べて、すくすく育ってくれるように、心を込めてお祝いしましょう!
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